2023年に大学を卒業し、4月に広告代理店へ入社した新卒のTさんに、就活時代のお悩みや解決方法などをインタビュー!「今思えば、焦りすぎてたかも」と振り返るTさん。当時の心境や使ったツールなども赤裸々に語っていただきました。
プロフィール
- 名前:Y.Tさん
- 大学:都留文科大学 文学部 環境社会学専攻
- サークル:球技サークル・ソフトテニスサークル
- 趣味:旅行
- 好きな食べ物:チョコレイト
- アルバイト:スーパーマーケットのレジ
- 休日の過ごし方:友達と飲みに行ったり、旅行等遊びまわっていました
就活開始時期と終了時期は?

3年生の夏に「とりあえず」といった感覚でインターンに参加し、グループワークやロープレを体験しました。軽い一次面接を受けてみたりもしながら、空気感や流れを理解したところで一時休戦して、4年生の3月から本格始動。4月の終わり頃に内定をもらいはじめ、5月の中頃に就活を終了しました。
大学時代にがんばってきたことは?

ボランティア活動をがんばりました!具体的には、カンボジアでの緑化活動や、石川県の山奥にある古民家の清掃といった僻地の村おこしなどです。お酒好きの気さくなおじいちゃんから「あなたたちみたいな若い子が来てくれるのが生きがいだよ~」と言われたのは嬉しかったなぁ。
―素敵なガクチカですね!やはり就活を意識してボランティアを?

結果的には就活にもすごく役立ったのですが、はじめから意識していたわけではないんです。もともと旅行が好きだったので、「海外に行きたいな」くらいの軽い気持ちで。あとは大学も田舎で閉鎖的な場所にあったので、外に出てもっといろんな人と関わりたいと思ったことも理由のひとつですね。
―ボランティア活動を通じて得られたことは?

価値観の多様性を知れたこと、協調性を身につけられたことが大きな収穫でした。生き方の選択肢っていたくさんあるんだな…と、視野も広がりましたね。

今の会社に出会ったきっかけとエントリー理由は?

東京で法人営業をやりたい。という気持ちは決まっていたので、リクナビで「東京 法人営業」と検索して出てきた5~6社にエントリーしました。中でも、学生時代にテレビで見たドラマの影響で”広告代理店で働く”ということに、漠然とした憧れを持っていて。あとは、BtoCのお仕事は学生時代にスーパーのレジやかつ丼屋さんのアルバイトでさんざん経験したから、BtoBのお仕事をしてみたいと思ったのも理由ですね。
―業界への興味で絞っていったんですね。営業の仕事を志望した理由は?

やはりドラマで、女優さんが対企業とおごそかに話しているシーンがカッコよくて。内勤として働くよりも、自分の足でいろいろ動いて、自分のお給料を自分で稼いでいきたいな。ゆくゆくは部下を持ちながら一生懸命働いてみたいな。と思って、営業に決めていました。
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今だから言える就活中の反省点は?

焦りすぎたせいで、準備が足りないままエントリーをはじめてしまったことです。就活が早期化しているというのも耳にしていましたし、公務員になる子がほとんどの大学だったので、周りも早い段階から内定が決まっていて。乗り遅れるんじゃないかという不安ばかりが先行していました。そのせいで、ノウハウやリサーチも足りないままエントリーして、書類も通らず、書類が通ったと思ったら一次すら通らず。もう半分うつ状態でしたね。

でも、思い返せば就活開始して一か月も経たずに内定をもらうことができたり、結果的にこうして恵まれた環境で働くことができているので、もっと気持ちに余裕をもって就活に取り組めばよかったと思います。
就活での悩みTOP3と、その解決方法は?

順番を決めるのが難しいので、時期順でもいいですか?
まず1つめは「求人情報がどこまで本当かわからないこと」でした。ブラック企業には入りたくないけど、書いてあることを鵜呑みにしていいのかわからない。いいことばかり書いてある企業は信じられなかったですし、口コミサイトや愚痴サイトを見ても、逆に悪いことばっかりで疑ってしまったり。本当にエントリーしていい企業なのか、判断に迷いましたね。
―どうやってエントリー先を決めたんですか?

結局わからなかったので、最終的にはフィーリングでした(笑)。求人の中にある写真がリアルかを少し気にしたくらいで。あとは実際に面接に行って、雰囲気を確かめました。

2つめは、エントリーシートの書き方がわからなかったこと。自分ではいい感じに書けた!と思っても、なかなか通らなかったりして。周りに民間企業への就活をしている友達もいなかったので、手探りで工夫を重ねていきました。
―工夫というと、どんなふうに?

通ったものはいいESだから、その形式を残しながら、抽象的なところから具体度を上げていき、ブラッシュアップしました。あとはサークルの先輩にアドバイスを聞いて参考にもしましたね。
―なるほど。ラスト1つはどうでしょう。

内定をいくつかもらってから、どこに決めて承諾を出したらいいかわからず、悩みました。内定は5社からいただいたのですが、最終的には、人柄や会社の雰囲気がいちばんよかった会社を選びました。就活をスタートしたばかりの時には、人や環境のことはそれほど気にしていなかったんですが、面接をいくつかうけるうちに、面接官の態度やオフィス環境が会社によって全然違うのを知り…。「見下されてるな」と感じたり、暗かったり汚かったりする職場は避け、働く上で気持ちいい会社はどこか?を軸に考えることになりましたね。

今の会社では、雰囲気の良い最終面接の後に社内案内もしてもらえました。そこで実際に働く社員さんたちが、優しく声をかけてくれたり、笑顔で挨拶してくれたのも印象的で。入社して今5ヶ月目ですが、その時の感覚は間違ってなかったし、ここを選べてよかったなと思っています。

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悩み始めた時期はいつ頃から?

焦りが強くなったのは3年生の夏前くらいからです。
大学入学当初は教員志望だったのですが、2年の後半に民間企業志望へ切り替えて。3年に上がってから将来を真剣に考えなくちゃいけないターンに入った時、民間志望は周りに私を含めて2人だけという状況でした。
公務員組は早くから試験のための勉強をはじめていて、自分だけ何もやっていないのが「出遅れているんじゃないか」「良い企業はどんどん募集が終わってしまうんじゃないか」という焦りや不安になりました。同じ民間志望の子とは、そのあたりの悩みについてよく話し合っていましたね。

一番しんどかったのは4年の3月で、早期で選考を受け始めた時期です。内定をもらえないんじゃないか、もらえなかったら私の人生どうなっちゃうんだろう…と。
―なるほど。面接についての不安や苦手意識はどうでしたか?

そういえば、面接が苦手だと思ったことはないですね、得意だとも思ってなかったんですけど(笑)。昔から年上の方とはそれほど衝突なく接することができていたので、もちろん緊張はしますが、必要以上に委縮はしませんでした。
ただ、やはり最初のうちはリサーチや自己分析が足りておらず、エピソードも準備していなかったので…全然ダメでしたね。「こんな質問が飛んでくるんだ」とびっくりの連続で。でも、質問内容の想定ができるようになってからは、きちんと準備通りに進められました。
周囲の内定取得状況について
―Tさんのまわりでは、いつ頃から内定を持つ人が増えていきましたか?また、それぞれの時期でどのくらいの焦りがありましたか?

4年生の2~3月は内定を持つ人はおらず、でも私個人はとても焦っていました。
GWで5割くらいの人が内定を持ち、私自身もいくつかいただけるようになりました。6月には公務員を除いて民間企業志望者はほぼ全員が内定を持っている状態。就活の悩みも消え「学生生活をエンジョイするぞ!」というマインドに。7月以降は公務員組も試験の合否が出て、全体的に解放感が出ていたと思います。
今、就活時期に戻れるなら何をしますか?

就活のノウハウを、先輩や大学のキャリア支援センターやネットなどからもっと自発的に仕入れてから就活に臨むべきだったと思います。就活には結構コツがあって、それを掴むとスルスルッと面接を通過できたりするので!
今の企業を選んだ決め手は?

人の好さです。すべての面接にかかわってくださった方、皆さん雰囲気がよく、とても人柄のいい方たちが働いている会社だと思い、この会社に決めました。また、内定を出してくださったのが非常に早かったのも決め手です。
―内定承諾後に、不安や後悔はありませんでしたか?

そうですね。内定を承諾するまでは、待遇を比較したり「こっちの方がよさそうだな」と決めあぐねることはありましたが、承諾してからは「悩んでもしょうがないし、大学生活を楽しもう」と切り替わりました。
内定者研修やリクルーター面談も月1回くらいのペースであったので、不安よりも会社の一員として馴染んでいける楽しさが増していきました。
就職活動を控えた学生へのメッセージ

面接時や面談時の会社の人の雰囲気・話し方・態度・質問内容、対面面接で会社に訪れた際の会社の様子・キレイさ等に目を光らせてください。それらにその会社のあれこれが現れます。これからの人生の長い時間を過ごす大切な場所選びが「就活」だと思うので、最終的には自分の直感を信じて、焦りすぎずに就活に取り組んでください。応援しています!

―貴重なお話をありがとうございました!
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