就職活動が本格化すると、インターンに行く友達も周りにちらほら出てくることでしょう。中には毎週のように色々な企業の短期インターンに参加する学生もいます。「授業もあるし、そんなに頻繁には参加できないけれど、それでも大丈夫かな」と悩む就活生もいることでしょう。ここでは、インターンに参加することで得られるメリットを説明した上で、何社ぐらい参加するのが望ましいのかを解説していきます。周りに流されて不必要に不安に煽られてしまうことのないよう、しっかりと理解しておきましょう。

インターンの種類

まずはインターンの種類を押さえておきましょう。一口にインターンと言っても、その実施内容、実施期間は様々です。就活生同士で行うグループワークをメインに実施されるプログラムもあれば、実際に企業の職場に配属されて、仕事の手伝いをするものもあります。

実施期間においても、様々な期間のプログラムが存在しており、短期インターンと呼ばれるものは、1日で終了するものもあれば、2~3日程度あるいは1週間程度かけて行うものもあります。一方、長期インターンは1ヶ月程度、中には半年近くやるものもあります。半年かけて実施されるインターンに複数回参加するのは現実的ではないでしょう。このように、一口にインターンと言っても千差万別であり、そのため、ただ回数多く佐那kすれば良いというものでもないのです。

インターンのメリット

ここからはインターンに参加することで得られるメリットについて解説していきます。実際にインターンに参加してみることで、インターネット等で調べるだけでは把握できない様々な情報を仕入れることが可能になります。インターンならではのメリットをしっかりと理解した上で、参加を検討するようにしましょう。

業界研究・企業研究の助けになる

 業界研究、企業研究の一助になることがまず挙げられます。就職サイトや企業のホームページなどで情報を検索することはできますが、「なんとなくわかった気がするけれど、いまいち理解が深まらない」と悩む人もいることでしょう。実際にその業界、その企業で勤めた経験がないと実感もわかず、理解を深めることは難しいものです。そのような際にはインターンに参加し、その業界、企業ならではの特徴を、身をもって実感することが一つの解決策になります。

百聞は一見に如かず、です。効率よく業界研究、企業研究を進めていくためにも、インターンに参加することは非常に有効な手段になり得るのです。

職場の風土を理解できる

職場の風土や雰囲気は、なかなかホームページや就職サイト等の資料からは判断することが難しいものです。「どこの会社も同じような雰囲気なのでは」と思う人もいるかもしれませんが、職場の風土は企業によって大きく異なるポイントになります。仕事を進めるにあたり、トップから具体的な指示があり、それを受けて実行に移す、というトップダウンの風土が根付いている職場もあれば、上からの指示を待たず、担当者レベルで仕事の進め方を検討し、トップに提案していくボトムアップの風土が根付いている職場もあります。

どちらも一長一短あり、どちらがより優れているというわけではありませんが、自分の性格に合っている方を選択することが、社会人生活を豊かにしていく上で重要になります。このように、実際の職場の風土の理解を深めることができる点も、インターンに参加することで得られる大きなメリットなのです。

働くことをイメージできる

社会人として働く自分の姿を具体的にイメージすることができることもインターンで得られる大きなメリットの一つです。アルバイト経験がある学生も多いと思いますが、アルバイトとして働くのと、社員として勤務するのでは、求められる仕事内容もそれに伴う責任の大きさも大きく異なってきます。社会人として働く自分の姿を具体的にイメージしておくことで、今の自分に足りない点や、社会人として働く中で生かすことができる自分の強み等をより具体的に想像することが可能になります。

社会人として働く自分の姿を日常生活の中でイメージするのは難しいことでしょう。インターンを活用し、早い段階で社会人として働くということを意識しておくことで、就活を効率よく進めることが可能になるのです。

無理のない範囲で2~3社参加が好ましい

「インターンのメリットは分かったけれど具体的にどれぐらい参加するのが良いの?」と疑問を持つ人も多くいると思います。一口にインターンといっても、その形は多種多様であり一概には言えませんが、2〜3社のインターンに参加することが好ましいと言えるでしょう。上述のとおり、インターンには様々なタイプのものがあり、異なるタイプのものに参加することで大きな学びに繋げることができます。就活生同士のグループワークを主なプログラムとして開催するインターンを一つ、実際の職場で職業体験をするインターンを一つ、そして就職を希望する業界、企業のインターンを一つという組み合わせも良いでしょう。

注意してもらいたいのは、いくらインターンに参加することで様々なメリットを享受できるからと言って、ムリに予定を詰め込みすぎないようしっかりとスケジュール管理を行ってほしいという点です。就活はエントリーシートの作成、自己分析、企業研究、WEBテスト対策等、やらなければならないことが山のようにあります。またそれらとは別に学業や課外活動、アルバイト等にも時間を費やすことになります。インターンを詰め込みすぎて就活準備や学業等に影響が生じてしまっては元も子もありません。あまり予定を詰め込みすぎず、多少ゆとりを持ったスケジュール管理に努めるようにしましょう。

参加しない場合の注意点

もちろんインターンへの参加は必須ではありません。「学業や部活動が忙しくてインターンへの参加は難しいかな」と考えている人もいることでしょう。しかし、中にはインターンに参加しなかったことで思わぬデメリットを被る場合もあります。例えば、企業の中には選考直結型インターンを実施しているところがあります。選考直結型インターンとは、名前のとおり、インターンへの参加を通じてそのまま選考に進むことができるものです。つまり、インターンに参加しないと選考に参加することができなくなるのです。

もちろん、インターンへの参加とは別にその企業の求人に応募することで、選考に進むことができるのが一般的です。しかし選考直結型インターンは内定まで一気に駆け上がることができるチャンスなのです。志望度の高い企業であるならば、選考への参加を検討しておくのが良いと言えるでしょう。

まとめ

 就活が本格的にスタートする中で周りがインターンに参加し始めると、「自分も何か参加しなければならないのではないか」と不安に駆られる就活生も多くいると思います。上述のとおり、インターンは参加することで様々なメリットを享受できるものであり、参加することで様々な学び、気付きを得ることができる貴重な機会となります。参加できる時間があるのであれば、積極的に参加を検討するのが望ましいでしょう。しかし時間は無限にあるわけではありません。

限られた時間の中で就活を効率よく進めていくためには、自身のスケジュールをしっかりと管理し、限られた時間の中で無理のない範囲でインターンに参加することが重要になります。周りに流されてあれこれ手を出してしまう前に、まずは自身の状況をしっかりと理解し、他の活動と両立可能な範囲内でインターンへの参加を検討するようにしましょう。

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