会社説明会に参加すると、説明会終了後にアンケートへの回答を求められることがあります。

「アンケートの回答が選考に影響してしまうかもしれないし、どう回答すれば良いのだろう」と悩む就活生もいることでしょう。

ここでは、企業がアンケートへの回答を求める背景を解説した上で、アンケート回答におけるポイントを順序立てて説明していきます。

たかがアンケートと軽く捉えて回答してしまうのはNGです。
しっかりとポイントを押さえ、好感を持ってもらえる回答を作成するようにしましょう。

企業がアンケートを実施する理由

まずは企業がアンケートへの回答を求める主な理由を2点に分けて解説していきます。

アンケートを実施するにも一定の手間がかかります。
その手間をかけてまで行う理由が企業にはあるのです。

何故手間をかけてまで実施するのか、理由をしっかりと理解しておきましょう。

2025新卒採用エントリー募集中

株式会社アクシアエージェンシー

もうすぐ創業70周年を迎える広告代理店。一人ひとりの「働く」を、もっと、楽しく。企業と人をベストマッチさせ続ける・アクシアエージェンシーをご紹介!

次回説明会に向けた改善点を洗い出すため

1つ目は、次回の説明会に向けて、説明会の内容をブラッシュアップするためです。

説明会は就活生が初めて企業の生の声を聞く機会となります。
自社の魅力をしっかりと伝えることが出来れば、優秀な人材の囲い込みが可能になりますし、逆に説明会の出来がいまいちだと、企業の魅力が十分に伝わらず、就活生の気持ちが離れていってしまう恐れもあります。

説明会の内容は、人材確保に直結する重要な要素なのです。

アンケートを実施し、実際に参加した就活生の声を聞くことで、良かった点、改善すべき点を客観的に分析することが出来ます。

その分析結果を活用することで、より多くの就活生を惹きつける説明会の実施が可能になるのです。

就活生が自社のどこに魅力を感じているのかを把握するため

2つ目は、就活生が自社のどこに共感してくれたのかを把握するためです。

それぞれの企業には強みがあり、社員の方々はその強みを意識し、日々仕事に打ち込んでいます。
しかし、就活生が共感したポイントが、必ずしも自分たちが思う自社の強みと一致しているとは限りません。

自分たちが想定していなかった回答が得られる可能性があるのです。

自己分析を進める中で、他人から指摘されて初めて、「自分にはそんな強みがあったのだな」と気が付くことがあると思います。

それと同じで、アンケートにより就活生の率直な意見を集めることで、自社に関する新たな気付きを得られる可能性があります。

その気付きを生かすことで、企業の経営をより良い方向へ進めることが出来るのです。

アンケート回答におけるポイント

次に、アンケートに回答するにあたってポイントとなる点を解説していきます。

せっかく回答するのであれば、ポイントを押さえ、好印象を持ってもらえる回答を作成すべきです。

以下に例文も載せていますので、そちらも参考にしていただき、好感を持ってもらえる回答を作成できるよう準備を整えておきましょう。

正直な感想を具体的に書く

上述のとおり、アンケートは企業にとって、今後の説明会、企業経営に生かすことが出来る貴重なツールになります。

そのため、取り繕った回答ではなく、正直な感想を書いてもらうことを企業も望んでいます。
当たり障りのない言葉を並べるのではなく、気付いた点、感銘を受けた点などを、具体的に書くようにしましょう。

ただし、批判や悪口に終始する書き方はNGです。

もしいまいちだと思う点があったのであれば、「もっと〇〇した方がより良い説明会になると感じました」等、建設的な意見を出すことがビジネスマナーになります。

言葉遣いにも注意しながら、前向きな意見を記載するようにしましょう。

説明会で学んだことを書く

会社説明会で学んだことを書くことで、好感を持ってもらえる可能性があります。

企業は自社の魅力を伝えるために説明会を開催しており、その中で就活生が自社について新たな気付きを得られたのであれば、それは企業にとって喜ばしいことです。

また新たな気付きを得るために、積極的に会社説明会へ参加する姿勢は、仕事における積極性にも繋がるため、好感を持ってもらえるでしょう。

説明会には積極的な姿勢で臨み、学んだことを具体的にアンケートに書くことが重要なのです。

入社への意欲を伝える

アンケートの回答の中で、入社への意欲を伝えることも効果的です。実際に会社説明会に参加することで、それまで漠然と持っていた企業のイメージが鮮明になり、その中で自身が働く姿をこれまでよりも明確に想像できるようになるでしょう。

それに応じて入社意欲も高まったのであれば、それをアンケートの回答に書いてぜひアピールしましょう。

アンケートの回答は選考書類ではないので、それにより直接合否が決まることはないですが、採用担当者の方に好感を持ってもらえる可能性はあります。

アピールできる機会は最大限生かし、就職活動を進めるようにしましょう。

【例文から学ぶ】会社説明会で印象に残るアンケート回答

この度はお忙しい中、貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。私は貴社の〇〇という点に魅力を感じ、本日の説明会に参加させていただいたのですが、実際に働かれている社員の方々の生の声を聴くことができ、〇〇という特徴をより強く実感することが出来ました。今回の説明会に参加させていただいたことで、貴社の一員として、貴社の発展に貢献していきたいという気持ちがより一層強いものになりました。

もし可能であれば今後、実際に働かれている職員の方々との座談会なども企画いただけると、より理解を深めることが出来るので、有難く存じます。不躾なお願いで恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。

本日は本当にありがとうございました。

2025新卒採用エントリー募集中

株式会社アクシアエージェンシー

もうすぐ創業70周年を迎える広告代理店。一人ひとりの「働く」を、もっと、楽しく。企業と人をベストマッチさせ続ける・アクシアエージェンシーをご紹介!

アンケート回答における注意点

最後に、アンケート回答作成における注意点を説明していきます。
以下2点を肝に銘じて、説明会に臨むようにしましょう。

文章構成、敬語表現には注意を

日常生活の中でアンケートに回答する際、箇条書きで回答を作成することもあると思いますが、説明会におけるアンケートについては、箇条書きでの回答は避けた方が無難です。

「文章を書くのが苦手なのかな」と思われてしまう恐れもあるのです。
文章の構成力も見られていると考え、分かりやすい文章で回答するようにしましょう。

また敬語の表現にも注意しましょう。

正しい敬語を使うことはビジネスマナーの一つです。
書き終わったらすぐに提出するのではなく、違和感のある表現がないか、提出前に必ず確認するようにしましょう。

説明会での態度にも気を付ける

説明会に参加した際の姿勢等にも気を付けるようにしましょう。

説明会は長丁場で、半日近くかけて行われることもあります。
長時間座りっぱなしになるので、次第に姿勢が崩れてしまう人もいますが、多くの就活生は緊張感を持って説明会に臨んでおり、そのため聞く姿勢が崩れてしまうと、悪目立ちしてしまう恐れがあるのです。

いくらアンケートを丁寧に書いたとしても、悪目立ちした印象が勝ってしまう可能性があります。

説明会が長時間に及ぶ場合は、間にトイレ休憩を挟むなど、企業側も一定の配慮をしてくれます。
姿勢が崩れて悪目立ちしてしまうことの無いよう、緊張感を持って説明会に臨むようにしましょう。

まとめ

ここまで会社説明会におけるアンケート回答におけるポイントと注意点について、解説してきました。

敬語表現などビジネスマナーをわきまえていれば、基本的には感じたことを正直に回答すれば問題ありません。
それに加えて、入社への熱意も伝えられるとなお良いでしょう。

アンケートはあくまでも会社説明会の感想を求めるものであり、選考書類ではありません。
しかし、いい加減な気持ちで書かれた回答は採用担当者の印象に残りやすいものです。

選考が進む中で、「説明会のアンケートの回答がいい加減だった学生だな」とネガティブな印象を残してしまう恐れもあるのです。

そのようなことの無いよう、たかがアンケートと軽く捉えず、上記ポイント、注意点を踏まえ丁寧に回答を作成するようにしましょう。

2025新卒採用エントリー募集中

株式会社アクシアエージェンシー

もうすぐ創業70周年を迎える広告代理店。一人ひとりの「働く」を、もっと、楽しく。企業と人をベストマッチさせ続ける・アクシアエージェンシーをご紹介!