エントリーシートは、企業によってその質問内容が異なりますが、ほとんどの企業で「研究内容」を問われます。しかし、

「エントリーシートの「研究内容」は何を書けばよいのだろうか?」

「エントリーシートの「研究内容」を書く上での注意点はどのようなことなのだろうか?」

そんな不安や疑問をお持ちの方々も多いことでしょう。

空白はもちろん、内容が薄くなってしまうと、書類選考が通らなくなってしまうだけに、きちんとポイントをおさえてのぞみたいものです。

そこで当記事では、エントリーシートの「研究内容」で書くことがない場合はどうすべきか詳しく解説します。

エントリーシートの「研究内容」には何を書くのか?

就活がスタートしだすのは、大学3年生の春から夏頃というのが一般的です。

しかし、この頃というのはようやくゼミが始まったタイミングで、まだ研究は始まっていない就活生がほとんどです。

ゼミが決まっていて、研究が始まっていない場合は、今後予定している研究内容を書きましょう。

しかし、所属するゼミすら決まっていない場合は、自分の学部学科で研究したいと考えていることを書くとよいでしょう。

エントリーシートの「研究内容」で企業はどこをチェックしているのか?

就活生の考え方や思考力

エントリーシートの研究内容から、就活生がどのような取り組みを行なったのか、また、どのように研究を進めたのかがわかるため、企業は考え方や思考力をチェックしています。

物事に対する考え方は、その企業の方針や入社後のミスマッチにもつながることであるため、企業は事前に把握しようと努めています。

また、思考力はどのような職務、環境においても大切な力になるため、企業はその就活生がどの程度の力を有しているかを知ろうとします。

どのような分野に強いか知りたい

新卒採用者の入社後の配属先は、面接から得た情報をもとに決められることがほとんどですが、企業は事前にその就活生がどのような専門性を持ち、何に興味があるのかを把握しようと考えています。

専門性や興味がある程度わかれば、その就活生が活躍できそうな配属先を決めるきっかけにもなります。

また、その専門性や興味がある分野に直接関係のないところへ配属されたとしても、専門分野や興味のあるものから得た知識を活かせる仕事を任すことができるからです。

研究から得られた学びや気づきを知りたい

エントリーシートでは、研究を行なってきた内容そのものももちろん重要ですが、そこから得られた学びや気づきがあるのか、何かを感じる力があるのか、という点も企業は重要視しています。

就活生が社会人になると、日々覚えなければならないことがたくさん出てきます。

社会人としてルールやマナーを守りながら、与えられた仕事に真剣に取り組むことが大切になりますが、新しい環境では職務を適格にこなすだけでも精一杯になります。

しかし、このようなときでも学びを得られ、物事に気づける人は成長スピードが速く、失敗を何度もしてしまうことがなくなります。

エントリーシートで「研究内容」を書く際の流れやポイントとは?

まず研究内容を簡潔に述べる

ダラダラと書き始め、何を研究したのか最後まで読まないとわからないような文章では、採用担当者にストレスを与えてしまい、読みづらさからマイナス印象につながってしまいます。

まずは研究内容を簡潔に述べるようにしましょう。

研究を説明する際、専門用語を使ってしまいがちですが、自分の視点で研究内容を説明するのではなく、まったくその研究を知らない人が読んだ場合を想定し、わかりやすく説明しましょう。

なぜ、その研究を選んだのか理由を述べる

研究内容を簡潔に述べた後は、なぜその研究を選んだのか理由を述べます。

このとき重要になるのが自己分析です。

自己分析で得た自分の強みや価値観、特徴などと絡ませて、その研究の選択理由を述べると説得力が増します。

さらになぜ、自分が所属する大学や学部を選択したのかといったことまで深掘りされていると、他の就活生とは差別化のある選択理由になるでしょう。

研究では具体的にどのような取り組みを行ったのか述べる

研究内容、そしてその研究を選んだ理由と来て、その後は具体的にどのような取り組みを行ったのかを述べます。

後述にある「研究を通じて得られた学び」につながるような取り組みやエピソードだとわかりやすくなるでしょう。

例えば、努力して取り組んだことが成功につながったことや、苦労したこと、他の学生と協力しながら行ったことなどになります。

研究から得られた学びや気づきを述べる

研究で具体的にどのような取り組みを行ったのか述べた後は、その取り組みから得られた学びや気づきを説明します。

学びや気づきは嘘をついたり、実際とは異なる誇張などはせず、小さな事や些細なことでもかまわないので真実を書くようにしましょう。

例えば、

・論理的思考力が身に付いた

・スケジュール管理がうまくできるようになった

などです。

研究から得られた学びや気づきを今後どのように活かすのかを述べる

最後は研究から得られた学びや気づきを今後どのように活かすのか書きます。

大げさなことを書く必要はありませんが、このエントリーシートの研究内容を読んだ採用担当者が、「入社後〇〇のような活躍をしてくれそうだ」とイメージできるように書くのがポイントになります。

さらに、応募企業が求める人物像にも合致したことが書かれていると、好印象を与えられる可能性が高まります。

エントリーシートの「研究内容」で書くことがない場合

研究がまだ始まっていないとき

エントリーシートを提出する時点で、まだ研究が始まっていない場合は、その旨を正直に書きましょう。

これは本人の都合ではなく、大学のカリキュラムスケジュール上のことであるため、企業も就活生を責めたり不合格にすることはないでしょう。

逆に、研究がまだ始まっていないにもかかわらず、嘘をついて研究内容を書いてしまうと、その後の面接での質問でうまく答えられず、嘘がすぐにバレてしまい、こちらの方がよほど問題になります。

研究予定の内容を知る範囲で書く

研究がまだ始まっていない旨を書いた後は、研究予定の内容を自分が知る範囲で書きましょう。

このとき大切なのは、自分が所属する学部や学科からどのような研究をすることになるか推測することです。

自分が所属する学部学科とあまりにもかけ離れた研究予定内容を書いてしまうと、その信憑性も低いものになってしまうため注意しましょう。

エントリーシートで「研究内容」を書く際の注意点

わかりやすくまとめる

研究内容を書こうとすると、わかりづらく複雑なものになってしまいがちです。

さらに専門用語を使用するとわかりづらさに加え、それを説明することでダラダラとした長文になってしまいます。

わかりづらく複雑な説明は思い切って削除したり、家族や友人などにも提出前に読んでもらうなどよくチェックしておきましょう。

データ、図、グラフを活用する

エントリーシートの研究内容をすべて文章にする必要はありません。

文章だけでは伝わりづらいものは、データ、図、グラフなどを活用すると、文字量も抑えられわかりやすくなることもあります。

やる気や熱意が伝わる言葉、ポジティブな言葉を使う

研究内容の文中にネガティブな言葉が目立つと、採用担当者は「仕事でもこのように感じてしまうのではないか」と後ろ向きでマイナスな印象を受けてしまいます。

やる気や熱意、ポジティブな言葉が文中で使われていると、物事へ真剣に取り組む姿勢や思いの強さをアピールでき、好印象を与えることができます。

まとめ

就活がスタートするのは、大学3年生の春から夏頃が一般的です。

しかし、この頃というのはようやくゼミが始まったタイミングで、まだ研究は始まっていない就活生がほとんどです。

ゼミが決まっていて、研究が始まっていない場合は、今後予定している研究内容をわかる範囲で書きましょう。

しかし、所属するゼミすら決まっていない場合は、自分の学部学科で研究したいと考えていることを書くとよいでしょう。