エントリーシートは就職活動において欠かせない物であり、ほとんどの企業から提出を求められます。

エントリーシートを提出した就活生の中から選考の通過者が選ばれるため、少しでも周りの就活生よりも魅力的にしなければいけません。

しかし、魅力的なエントリーシートの書き方なんて分からないという方もいるでしょう。

この記事では、エントリーシートの中でもフォーマット化しておくべき項目や注意点を踏まえ、実際に役立つエントリーシートフォーマットについて紹介します。

エントリーシートの書き方がよく分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

エントリーシートの内容はフォーマット化しておくべき?

「そもそもエントリーシートってフォーマット化する必要があるの?」と思う方もいるでしょう。

結論から言うと、エントリーシートはフォーマット化しておくに越したことはありません。

就職活動では多くの企業に応募して選考を受けるため、数多くのエントリーシートが必要になります。全てのエントリーシートを1から考えて書いていると、トータルでかなりの時間がかかりかねません。

その点、事前にフォーマット化しておくことで1から考える必要が無くなり、就職活動に向けた準備の効率を上げやすくなります。

エントリーシートでフォーマット化しておくべき項目とは

エントリーシートで全ての項目をフォーマット化するにはかなりの時間がかかってしまうため、ある程度の項目のみフォーマット化しておくことをおすすめします。

事前にフォーマット化しておくのがオススメな項目は、主に以下の3つです。

基礎情報

基礎情報とは、自身の名前や住所、連絡先などです。

企業にエントリーシートを提出する際は自身の基礎情報は必要不可欠ですが、基礎情報を記載する際には、振り仮名の書き方に注意しましょう。

企業によってエントリーシートの書式が異なるため、振り仮名は「ひらがな」なのか「カタカナ」なのかが異なります。

また、アパートやマンションに住んでいる際は省略せず、建物名まで正確に記載しましょう。

学歴

学歴は基礎情報と同様に、エントリーシートを書くときには必ずといっていいほど記載が求められます。

学歴は古い方から順に書き、中学校の卒業から記載するのが一般的です。

学校名を書く際は「〇〇高校」というように省略はせず、正式名称として「〇〇私立〇〇高等学校」のように記載しましょう。

まら、在学している学校の記載は「〇〇大学 卒業見込」というような記載が一般的です。

頻繁に聞かれる項目

エントリーシートで記載を求められる内容は企業によって異なりますが、ある程度同じような内容を聞かれる項目があります。

主な項目は「自己PR」や「志望動機」「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」などです。

自己PRや志望動機は企業の理念や風習に合わせて変えるべきですが、ある程度のフォーマットを作っておくに越したことはありません。

また、エントリーシートでよく聞かれる質問は、履歴書や面接の際にも聞かれやすい質問であるため、事前にフォーマット化しておくことで就職活動において大いに役立つでしょう。

エントリーシートをフォーマット化する時の注意点とは

エントリーシートをフォーマット化することで、効率良く書類の作成が可能なりますが、事前に注意しなければいけない点がいくつかあります。

エントリーシートの質によって選考の通過にも影響するため、以下のような点に注意しましょう。

企業ごとに細部を変更する

フォーマット化することの最大とも言える注意点は、全ての企業に全く同じ内容で提出してしまうケースです。

企業によって理念や風習、求める人物像などが異なるため、企業に合わせてアピールする内容を変えられるかによって、選考の通過率にも影響します。

また、前回作ったエントリーシートの企業名を変えずに送ってしまうというケースは避けましょう。

もし企業名を間違えたまま提出してしまうと、他の企業に提出した内容を使いまわしているだけでまともに作成していないと認識されかねません。

そのため、エントリーシートを提出する前には必ず一通り目を通して内容を確認しましょう。

誤字脱字はNG

エントリーシートで見られているのは書かれている内容だけでなく、書いている就活生の人物面も判断されます。

エントリーシートは就職活動において大事な書面であり、誤字脱字があると「大事な提出物でもまともに確認をしない性格」と判断されかねません。

特に企業は新卒採用において、能力や経験よりも性格などの人間性を基準に判断していることが多いです。そのため、あまりにも誤字脱字が目立ってしまうと、選考に落ちてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

明確な体験談や理念を踏まえる

自己PRや学生時代に頑張ったことを書く際には、企業の採用担当者がイメージしやすく納得感のあるアピールが必要です。

そのため、ただ「私は1つのことをやり遂げられます」「貴社の理念に共感しました」などを伝えるだけでは意味がありません。

採用担当者が事象をイメージできるように、学生時代の部活動や自信が仕事において重要視していることなどを用いて記載しましょう。

エントリーシートで役立つフォーマット3選

エントリーシートの中でもよく聞かれる質問として挙げられるのが「自己PR」「志望動機」「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」です。

今回はエントリーシートの作成で役立つように、よく聞かれる3つの質問についてのフォーマットを紹介します。

自己PR

私の強みは〇〇です。

〇〇が強みだと感じたのは〇〇(部活やアルバイトなどの事象)での体験が主な理由です。

私は〇〇(部活やアルバイトなどのコミュニティ)で〇〇を目標に掲げて〇〇に取り組んでいました。しかし、その中で〇〇という課題が出てきました。

その時、私は〇〇だと考え、〇〇の施策を実行したところ、結果として〇〇を達成できました。

このような経験から、私は〇〇が重要だと学びました。

貴社に入社させていただいた際は、この経験を活かして活躍していきたいと考えております。

志望動機

私が貴社に志望させていただいたのは、〇〇という点に共感したからです。

私は学生時代の〇〇(部活やアルバイトなどの事象)の活動を通して〇〇という課題に取り組んでおり、尽力した結果、〇〇という成果を出しました。

この経験から私は〇〇(理念や価値観など)の重要性を学び、仕事をする上でも大切なことだと考えております。

その点、〇〇を理念として掲げている貴社であれば、私の思いを実現できると考え志望しました。

学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

私が学生時代、特に力を入れたことは〇〇です。

〇〇を目標に取り組んでいましたが、その中で〇〇といった課題に直面しました。

はじめはなかなか成果に結びつきませんでしたが、1度原因を分析したところ、〇〇が要因であるという仮説を立てました。

課題解決のために尽力した結果、〇〇という成果を出せました。

この経験は貴社で就業する際にも活かせる点だと感じているため、入社させていただいた際には経験を活かして活躍したいと考えております。

エントリーシートをフォーマット化して効率良く就職活動をしよう

今回は就職活動におけるエントリーシートをフォーマット化する重要性や、注意点を踏まえ、役立つフォーマットを紹介しました。

エントリーシートはほとんどの企業で提出を求められるため、エントリーシートを効率良く作成できるかは就職活動に大きな影響を与えます。

少しでも企業の採用担当者に適切なアピールをしたい場合は、事前の準備を万全にしておきましょう。