就活の選考において、最後の関門となる『最終面接』。「ここまで進めばもう大丈夫」と油断すると、落ちてしまうケースも少なくないため注意を払う必要があります。
そこで今回は、最終面接で落ちる確率はどれくらいなのか?合格率を上げるためにどうすればいいのか?などについて詳しく解説します。しっかり対策を立てて、最終面接に臨むようにしましょう。
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そもそも最終面接ってどんな選考?
一般的に最終面接は、経営者や役員クラスの担当者が参加し、最終的な入社可否の判断を下す場のことを指します。そして最終面接の持つ役割は、企業によって大きく2種類に分けられます。
「顔合わせ型」の場合
就活生と経営陣の間で、採用を前提とした話し合いがされるパターンです。
この場合、企業側も内定を前向きに検討しているため、ほぼ合格と言えるかもしれません。ただし、最終面接での態度や対応次第では不合格になる可能性も当然あります。
「最終選考型」の場合
複数の就活生が残っており、最終的に誰を採用するのかを絞り込むパターンです。
一次面接や二次面接ではガクチカや自己PRなど、スキル面を重視した面接が行われます。それに加えて最終選考型の面接では、「企業の経営方針や社風とマッチしているか」「一緒に働きたいと思えるか」など、点数化しにくい定性的な部分を見られやすいです。
そのため、いくらスキル面で問題がなくても「自社のカラーと合わない」と判断され、不合格になる可能性は十分ありえます。最終面接だからといって安心することはできませんので、注意しましょう。
最終面接で落ちる確率はどれぐらい?
企業の規模や採用予定人数によって異なりますが、一般的に最終面接で落ちる確率は50%ほどと言われています。企業によっては70%に達するケースもあるようです。
ちなみに一次面接の不合格率は約60~80%、二次面接だと約50~80%となります。それに比較すると最終面接で落ちる確率は低くなりますが、それでも2人に1人は落ちる計算です。決して気を抜くことはできません。
最終面接で不合格になる理由
一次・二次面接と違う対応・ギャップが不信感
最終面接での受け答えは、今までの面接で話した内容との一貫性が重要です。なぜなら面接官が毎回違う人だとしても、出てきた意見や回答は面接官の間で共有されているからです。
もちろん一言一句、同じことを言うのは難しいと思います。しかし、志望動機や就活の軸がコロコロ変わってしまうと「嘘をついているのではないか」という不信感に繋がるため、話の整合性を取る必要があります。
あきらかな準備不足による間違った回答
自己紹介やガクチカ、志望動機など、聞かれて当たり前の質問がスムーズに答えられないとなると、マイナスの印象を与えてしまいます。企業理念や事業内容などを間違えることも、同じくマイナス評価です。
回答できたとしても結論がわからなかったり、何度も言葉に詰まったりすると、面接の練習をしていないという印象を受け取られる可能性もあります。
質問をしないなど積極性・意欲に欠ける行動
面接の最後に設けられることが多い『逆質問』の時間では、面接官が経営者層だからこそ社員からは聞けない回答が得られることが多くあります。
その場で何も聞かないとなると、「本当に当社で働きたいと思っているのだろうか」と入社意欲が低いと捉えられる恐れがありますので、積極的に質問するようにしましょう。
最終面接で失敗しない為に
企業の情報を事前に再確認・最新情報は特にチェックする
エントリーをしてから最終面接を迎えるまで、1ヶ月以上かかることもあります。当然、その間に企業情報は更新されているため、確認しておくことが重要です。
こうした対策を心掛けておくことで、いざ最終面接で質問された時にすぐ答えられるだけでなく、「当社についてよく勉強をしてくれているな」という好印象に繋がります。ホームページだけでなく、SNSやプレスリリースなども確認しておきましょう。
担当者が分かっていれば個人の情報も確認する
例えば経営者であれば、ホームページなどで経歴・プロフィールなどを確認できるケースが多いです。そのほか、役員クラスであってもインタビュー記事がウェブ上で公開されていたり、SNSを公開していたりする場合があります。
面接官の情報を押さえることで名前や人柄を知るきっかけになりますので、できるだけ調べておくようにしましょう。
入社後、この会社で活躍する姿を想像してキャリアプランを考えておく
最終面接では、今後の将来像について質問されることが多々あります。
「ゆくゆくはどのようなキャリアプランを描きたいのか」「そのために1年後・3年後・5年後にどのような成長をしたいのか」など企業の理念や方針に基づいた回答を用意しておきましょう。
会社や社会にどのように貢献したいかを言語化する
いくら入社意欲が高く、やる気があったとしても最終面接を突破することはできません。最終面接の面接官は、「入社後に活躍してくれそうか?」という観点を特に大切にしているため、実際に活躍できるであろう理由や根拠を知りたいと考えています。
そのため、高いモチベーションを活かして会社・社会にどのような付加価値を与えられるのか?を紐解き、説明することが最終面接において求められます。
前向きな質問を数個考えておく
逆質問は、ただ回答を得られるだけではなく、自身をアピールできる場でもあります。
「新入社員に求めていることは何ですか?」「もし内定をいただけたとして、入社までに準備しておくことはありますか?」など、面接官に好印象を与えられる質問項目を考えておきましょう。
まとめ
最終面接だからと言って、必ずしも受かるわけではありません。一次・二次面接などと同様に、しっかり準備・対策を立てて当日を迎えることが大切です。
しかし仮に最終面接で落ちたとしても、悲観しすぎる必要はないと言えます。なぜなら、「最終面接まで行った」という事実は、確実にステップアップできている証拠だからです。いつの日か内定をもらうために、前向きな気持ちで就活に取り組むようにしましょう。
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