周りの人たちが次々と内定を獲得する中、いつまでも内定がとれずにいるとストレスもたまり焦りも生まれます。
「内定がないのは、自分自身にどんな欠点があるからなのだろうか?」
「内定をとるにはどのように行動すべきかわからない」
そんな不安やお悩みをお持ちの方も多いことでしょう。
たしかに、やみくもに企業へ応募し、漠然と就活を続けていても「内定がない」といった結果は変わらないかもしれません。
しかし、内定がない人たちには実は特徴があるのです。
そこで当記事では、内定がない人の特徴を5つご紹介し、今すぐできる対策を解説します。
内定がない人の特徴とは?
企業に応募しても、なかなか内定獲得に結びつかない理由は様々あることでしょう。例えば、企業が求める人物像と応募者にミスマッチがある場合や、応募者が求めている職場環境に自社が適していないと判断した場合などで、つまり企業側と応募者が要望するものや必要スキル、経験にズレが生じてしまっている場合です。
しかし、内定がいつまでもない人というのは、企業側による外的要因ではなく、自らの考えや行動がそのような結果を招いてしまっているのです。
では、どのような特徴があるのでしょうか?
1.身だしなみに問題がある
人は相手が話す内容より、まず見た目からその相手がどのような人か判断してしまうといわれています。
服装や髪型が乱れていたり表情が暗い人は、面接官への第一印象も悪くしてしまいます。
特に面接は数十分で終了してしまうのが一般的です。面接官はこの短時間ですべてを判断してしまうため、事前に服装や髪型をチェックし、鏡で自分の表情も確認しておきましょう。
また、近年、web面接を導入する企業も増えてきました。web面接でも気を抜かず、服装や髪型、表情に注意することはもちろんですが、カメラに映りこんだ部屋が散らかっていると、それもマイナスイメージにつながってしまうため、事前のカメラチェックは忘れずに行いましょう。
2.有名企業や大企業ばかり応募している
有名企業や大企業は多くの就活生が応募するため、競争率も激しくなります。そのため、就活生側のスキルの高さや努力が求められます。
有名企業や大企業から内定をもらったといえば聞こえは良いですが、憧れだけでは内定はもらえないというのが現実です。
内定がない人は有名企業や大企業ばかりを絞って受けてしまう傾向がありますが、人気や企業規模だけでなく、何が本当の自分の希望なのかを掘り起こすことが重要になります。
3.自分の実力に合わない企業ばかり応募してしまう
企業が求めるスキルや資格、学歴を応募者側が持ち合わせていなければ、内定獲得も難しくなります。
やみくもに企業に応募する前に、自分が応募企業で活かせるスキルや強みをしっかりと自己分析し、企業の応募条件や求める人物像に自分が合っているか、客観的に判断することが大切です。
4.志望動機が曖昧になっている
志望動機がどこの企業に対しても言えるものになっている、また、誰でもそのようなことは言える、といった内容では、面接官に「入社したい」という熱意を伝えることはできません。
事前に自己分析や企業分析をしっかり行い、どのようなスキルや経験がその応募企業に活かせるのか、具体性のある志望動機を伝えることが内定獲得のカギとなります。
5.面接官の質問の意図を読み取れていない
面接官の質問には、その応募者から何を聞き出したいかといった意図が必ずあります。しかし、内定がない人はその意図から外れた回答をしてしまう傾向があります。
面接では
・志望動機
・自己PR
・学生時代に行ってきたこと
・学生時代に学んだこと
など、必ずされる質問が存在します。少なくとも予測ができる質問に対する答えは、その場のアドリブは絶対に避け、しっかりと事前に準備や練習をしておきましょう。
今すぐできる対策とは?
では、内定がないといった現状を打破するためにはどのように行動すればよいのでしょうか?ここでは今すぐにできる対策を解説します。
1.自己分析をやり直す
「自分のことは自分が一番よく知っている」と思いがちですが、むしろ意外とわかっていないのが自分自身です。
・強み
・弱み
・自分の性格
・やりたい仕事
・趣味や特技
など、就活前に自己分析を行っていたとしても、就活を通して、また内定がないという現状を通じて気づいた自分の一面もあるかもしれません。そのため、自己分析をやり直すことが内定獲得の近道になります。
その際、現時点ばかりでなく小学生時代から大学時代まで、頑張ったことやつらいと感じたこと、学んだことなども振り返ると、より自分の価値観や就活においての優先順位が明確になるためおすすめです。
2.企業選びの軸を明確にする
企業を選ぶ際、事業内容や職務内容をしっかり理解しておくことが重要になります。しかしそれだけではなく、社風や職場の雰囲気、福利厚生や勤務地などもきちんとおさえておかなければ、入社後「こんなはずではなかった」とミスマッチを引き起こしてしまいます。
自分はどのような点を優先して企業選びを行うのか決めておかないと、どんな企業でも応募してしまうことになり、また志望動機も曖昧となってしまいます。そのため、内定がないといった現状を打破することができなくなるのです。
就活前に考えていた企業選びの軸とは何だったのか、その企業選びの軸が間違っていて、内定がないということにつながっていないのか、もう一度見つめ直してみましょう。
3.第三者の意見を取り入れる
就活は自分だけで悶々と考えて行動していても、自分の性格や行動の欠点に気が付かないこともあります。そこで、積極的に第三者の意見も取り入れてみましょう。
OB・OG訪問
企業情報をホームページや説明会だけで得る人もいますが、できるだけOB・OG訪問も行ってみましょう。自分が志望する企業で働くイメージがわきやすくなるばかりでなく、志望動機や自己PRをOBやOGに聞いてもらえると、どんな点に問題があるのかわかることもあります。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでは、その大学しか入手できない求人情報や説明会を案内してくれる場合もあります。また、大学によっては就活相談を受け付けるサービスを行っているところもあるため、自分の悩みや問題点を積極的に話して意見を取り入れてみましょう。
4.身だしなみを整える
前述のように、内定がない人の特徴として、身だしなみに問題があることが挙げられます。面接官や採用担当者に不快感を与えないよう清潔感を意識し、第一印象が少しでも良くなるよう身だしなみを整えましょう。
服装や髪型はもちろん、明るい表情を心がけることも大切です。また、声のトーンや話し方、目線、姿勢などにも気を配るとよいでしょう。
自分では問題ないと思っていても、話している様子をスマホなどの動画に撮って確認してみると欠点が浮かび上がることもあります。
今すぐにでも行える対策なので、ぜひ実践してみましょう。
5.面接の練習を行う
家族や友人に面接官役を頼んで、繰り返し面接の練習を行うと、本番に近い状態が味わえます。面接練習の際も動画に撮って確認することで、話している内容がわかりやすいかどうか、聞き取りやすいかどうかもわかるためおすすめです。
また、大学や就活に関するサービスを提供する企業では、模擬面接を行っていることもあるため、積極的に利用してみましょう。
まとめ
内定がない人には「身だしなみに問題がある」「有名企業や大企業ばかり応募している」「自分の実力に合わない企業ばかり応募してしまう」「志望動機が曖昧になっている」「面接官の質問の意図を読み取れていない」などの特徴があります。
しかし、自己分析や企業分析、第三者の意見を取り入れる、身だしなみを整える、面接練習を行うことなど、今すぐにできる対策もいくつもあり、実践することで改善につながります。ぜひ、取り組んでみましょう。