就職活動を進めるにあたって、まずやるべきことの一つは就活サイトへの登録です。就活を始めたばかりの場合、「そもそも就活サイトって何?」と思う人もいることでしょう。また、就活サイトはさまざまなものがあり、どれに登録するべきなのか戸惑う学生もいると思います。

ここでは、就活サイトを利用するメリットと、おすすめの就活サイトについて、その特徴を紹介していきます。就活サイトは就活を効率よく進めるうえでの必須ツールとなります。自分にとって適した就活サイトを選択することができるよう、しっかりと学んでおきましょう。

就活サイトを利用するメリット

 まずは就活サイトを利用するメリットについて説明していきます。最も大きなメリットは、就活に関する情報を効率よく収集することができることです。志望する企業ごとに、それぞれ各企業のHPを検索し、求人情報を検索するのは非常に時間がかかる作業になります。またこのような情報で企業の求人情報を集めようとすると、基本的には自身が知っている企業の求人情報しか検索できず、さまざまな企業を見比べ、自身にとって最良な進路を選択することが難しくなってしまいます。

就活サイトには様々な企業が登録しており、それぞれの企業の求人情報を一つのサイト上で閲覧していくことができます。そのため、例えば金融業界への就職を志望しているのであれば、金融業界という条件で求人を検索することで、自身が知っている企業はもちろん、知らなかった企業の求人情報も検索することができ、効率よく情報収集を行うことができるのです。

登録しすぎるとデメリットも

 しかし、だからといって「とりあえず就活サイトにどんどん登録していこう」とむやみやたらに登録を増やしていくのにはデメリットも伴います。ここでは、登録しすぎに伴うデメリットについて紹介していきます。登録を進める前に、デメリットについてもしっかりと押さえておきましょう。

登録の手間

 就活サイトに登録する際には、プロフィールの入力など、様々な記載を行う必要があります。記載しなければならない量は就活サイトによって異なり、少なければ3~4分程度で登録作業が完了する程度の量でしょう。しかし中には自己PRや志望業界等について、ある程度しっかり記載することが求められるサイトもあり、登録作業に一定の時間が必要となることもあるのです。また、3〜4分程度で完了する程度の量とはいえ、それを複数のサイトで行えば、それなりにまとまった時間が必要となるでしょう。

 就職活動は自己分析に企業研究、インターンなど、やらなければならないこと、やるべきことが山のようにあります。登録作業に時間をあまり費やしてしまうのは好ましくないのです。

情報量でパンクすることも

 就活サイトに登録すると、おすすめ企業の案内やインターンやセミナーなど各種イベントの案内を受けることができます。しかし、あまりに多くの就活サイトに登録してしまうと、これらの情報に関するメールが殺到し、メールのチェックが追い付かず、本当に大事なメールを見逃してしまう恐れもあるのです。企業からの連絡もメールで行われることが一般的です。申込をしたセミナーに関する連絡や、選考に関する連絡が、就活サイトからの案内メールに埋もれてしまう恐れがあるのです。

就職活動では、自分にとって必要な情報をタイムリーに収集していくことが重要であり、それには就活サイトの活用が非常に効果的です。しかし、それにより本当に大事な情報を見落としてしまっては本末転倒なので、自身にさばき切れる範囲内で登録をするようにしましょう。

代表的な就活サイト3選

リクナビ

便利なオープンES機能
大手から中小企業まで網羅

リクナビ2025
料金無料
運営企業株式会社リクルート
URLhttps://job.rikunabi.com/2025/

 リクナビはおそらくほとんどの就活生が名前を聞いたことがあり、ひとまず登録していることでしょう。リクナビは就活サイトとして非常にメジャーなサイトで、求人の掲載数についても、大手企業から中小企業まで、幅広い企業を網羅しています。リクナビならではの特徴としては、オープンES機能が挙げられます。通常エントリーシートの様式は企業ごとに異なっており、選考へのエントリーを行う都度、その企業の指定様式でエントリーシートを作成し、提出することが必要になります。「ほかにもやらなければならないことがいっぱいあるのに、何度もエントリーシートを作成しなければならないのが大変」と思っている大学生も多くいます。

オープンES機能はリクナビ指定様式のエントリーシートを作成しておくことで、それを複数の企業のエントリーシートとして流用することができる機能になります。もちろん、オープンES機能を導入していない企業については、従来通り、その企業独自の様式で別途、エントリーシートを作成しなければなりません。しかし、この機能を導入している企業については、何度もエントリーシートを作成する手間を省き、効率よく就活を進めていくことが可能になるのです。

マイナビ

便利なオープンES機能
大手から中小企業まで網羅

マイナビ2025
料金無料
運営企業株式会社マイナビ
URLhttps://job.mynavi.jp/2025/

マイナビも多くの就活生にとって馴染みのある、代表的な就活サイトの一つとなります。リクナビ同様、大企業から中小企業まで、非常に幅広い企業の求人情報を網羅しており、ひとまず登録している人も多くいることでしょう。マイナビの特徴としては、自己分析に役立つツールが充実しているということです。マイナビには、自身の適職をAIで自動的に判断してくれる機能や、いくつかの質問に答えていくことで、自身の長所、短所を導いてくれるツールなど、様々な自己分析ツールが整っています。自己分析は就職活動の入り口であり、最も重要な事項の一つです。自己分析を助けてくれるツールが充実しているという点で、マイナビは非常に魅力的な就活サイトと言えるでしょう。

ワンキャリア

便利なオープンES機能
大手から中小企業まで網羅

料金無料
運営企業株式会社ワンキャリア
URLhttps://onecareer.co.jp/

ワンキャリアは、登録企業数はリクナビやマイナビに比べるとやや劣りますが、就活に関する様々なアドバイスが就活経験者から寄せられており、それらを閲覧することができる点が大きな特徴になります。就活を始めたばかりの就活生にとって、右も左もわからない状態で就活経験者の体験談を見ることができるのは非常に役に立ちます。また、面接前の準備や当日の心構えなど、就活をある程度進めた段階においても、役に立つ情報を多く収集することが可能になります。「就活に関する情報を集めたいけれど、どこから収集したらよいのかわからない」と悩む学生にとって、ワンキャリアは非常に有意義なツールの一つと言えるでしょう。

【25卒向け】おすすめ就活サイト比較表

リクナビマイナビワンキャリア
就活サイトリクナビ2025マイナビ2025ワンキャリア
料金無料無料無料
特徴オープンES機能豊富な自己分析ツール通過ESや選考体験談
公式サイト

まとめ 

ここまで、就職サイトを利用するメリットと、おすすめ就職サイトについて解説してきました。就職サイトは就活を効率よく進めるにあたっての必要不可欠なツールになりますが、あまり多く登録しすぎると、「この企業はどの就活サイトからエントリーしたんだっけ?」など、把握が難しくなってしまう恐れがあります。就活サイトは利用すべきですが、自身が把握し切れる量に絞って登録を行う必要があるのです。そのため、どのサイトを登録するか、しっかりと検討する必要があります。ここで紹介した就活サイトを中心に、自身にとって使いやすい就活サイトを登録するようにしましょう。

ポケット就活のイチオシの就活サービスはこちら

スカウト・エージェントサービスの一覧はこちら

就活成功に近づく方法=自分に合ったサービスを見つけること!

オファーボックス
理系ナビ