2023年に大学を卒業し、4月に求人広告代理店へ入社した新卒のIさんに、就活時代のお悩みや解決方法などをインタビューしました。大学進学時に大阪から上京し、1年浪人ながらも内定は早期に取得したIさん。うまくいったコツや工夫したポイントなど、詳しくおうかがいしていきます。

プロフィール

  • 名前:S.Iさん
  • 大学:日本体育大学 スポーツマネジメント学部(〃学科)
  • 趣味:スポーツ観戦 旅行 スニーカー集め
  • 好きな食べ物:ピザ
  • アルバイト:adidasの販売スタッフ
  • 休日の過ごし方:スポーツ観戦 サウナ ゲーム

就活開始時期と終了時期は?

さん

就活を始めたのは大学3年の10月あたま。友達を情報交換をしたり、就活支援センターに行ったりしはじめました。最初に内定をもらったのは不動産で12月に。その後今の会社にも2月に内定をもらいましたが、就活自体は5月末頃まで続けていました。主に使ったツールはリクナビ、マイナビ、dodaキャンパス、スポナビなど。企業HPや口コミサイトも参考にしました。

大学時代にがんばってきたことは?

Iさん

コロナ禍だったので、自分らの時代は皆そうだと思いますが特筆できるガクチカはあまりなくて。アルバイト(adidasの販売スタッフ)を頑張りました。ノルマがなかった分、お客さんとどんな話をしたら楽しいかを考えながら接することができました。たくさんの商品の中で、特徴や機能・歴史を伝えたり、時には外国の方、時には常連さんなど、どんな方とでも素直に・積極的に話す力が身についたと思います。人を観察して、話しかけてほしいのか、そうでないのかを察したりできるようになったのもバイトのおかげです。

今の会社に出会ったきっかけとエントリー理由は?

Iさん

リクナビで都内勤務の企業を探し、2時間半でサクッとできそうなインターンを開催しているのを見つけてエントリーしてみたのがきっかけです。初インターンだったので、完全に勉強のつもりでゆるーく参加したら、周りは結構ガチガチで。行ってから緊張したのを覚えてます(笑)。

―そのテンションで行った会社へ最終的に入社するのは珍しいですね。業界に興味を持ったきっかけはありますか?

Iさん

アルバイトで経験したカスタマーへの販売は「購入意欲が8~9ある人を10にする仕事」だと捉えていました。それも楽しかったのですが、社会人としてデビューする上でもう一段階難しい「意欲が2~3の人を10にする仕事」に挑戦しようと思ったんです。無形商材とかも、カッコイイな、社会人”ぽい”なと(笑)。とはいえ具体的な内容はわからなかったので、まずは色々な会社の話を聞いていき、最終的にはコンサルや人材・広告代理店といった分野まで絞りました。

株式会社アクシアエージェンシー
リクナビ2025より説明会エントリー受付中

今だから言える就活中の反省点。あの時に戻れるなら?

Iさん

冒頭と終了時期、ともに「全部を出しきれなかった」ことでしょうか。エントリーの時期では大企業は最初から無理よなと諦めて応募すらしなかったり、あまり詳しくない業界や、製造・メーカー系など何をやっているかパッと分かりにくい企業は避けてしまったり。「食わず嫌い」をしてしまったので、面接まで進んで直接情報を得ていくのも一つの手でしたし、もっと可能性を広げてみても良かったなぁと後悔しています。また、内定をいくつかもらってからのラスト数ヶ月は、変に心の余裕があったせいか粘れなかったというか。就活から早く解放されたい気持ちになびいちゃいましたね。

就活での悩みTOP3と、その解決方法は?

Iさん

ダントツ1位は業界研究です。知らない・分からない業界は深堀りしきれなかったですね。なのでこの悩みについては解決とまではいっていなくて、こだわりすぎず割り切るようにしていました。もちろん、学生時代から社会に興味と熱量を持ってバリバリ調べる子もいると思うんですが、自分のようにバイトして遊んで過ごす普通の大学生が「就活」だけで業界を分かりきるのは無理だと悟ったんです。そうなった時、これから社会人生活を40年50年と重ねていく上で、いろんな企業と関われる広告代理店の営業という仕事が、将来にも役立つのではないかと考えました。

―悩みがそのまま業界への志望へ変わっていったんですね。2つめのお悩みは?

Iさん

面接ですね。進めば進むほどすごい緊張してしまって。特にグループ面接は周りの人が全員優秀そうに見え、萎縮して自分の言葉が話せなくなってしまうので苦手でした。

―どうやって対策をされましたか?

Iさん

面接は、練習と経験だと考えています。それを積むために、…コレはちょっと申し訳ないんですけど、序盤でそれほど興味のない業界も積極的に受けに行きました。不動産は10月頃から面接があるよといった情報を友人から聞いていたので、実践練習として2~3社受けてみたり。ただグループ面接の方は最後まで苦戦しましたね。それが受かってしまえば2次3次とポンポン進むような感じでした。

―なるほど。最後のお悩みはどうですか?

Hさん

最後は全体を通してになってしまうのですが、何からしたらいいか、どういったスケジュールを立てたらいいのか分からなかったこと。会社や説明会も多くある中で、この時間は何をすれば効果的なのか、どのくらいのペースで面接を組んだらいいのか、詰め過ぎても雑になっちゃうし…などで悩みました。

―どうやってスケジュールを作っていきましたか?

Hさん

就活は情報戦だと思います。大学の友達も敵ではなくて味方。色々なことを共有しながら対策していきました。皆で「リクルーターさんがコレいいって言ってたで」とか「みんなでインターン行ってみよ」とか。「どうせおもんないから楽しくやろうや」って感じで、イベント感覚で臨めたのは大きいですね。おかげで、行きそびれた説明会などもありませんでした。ほかにも、スポナビのリクルーターさんや、地元の友達、就職支援センター、ゼミの先生…頼れる人はどんどん頼りました。

株式会社アクシアエージェンシー
リクナビ2025より説明会エントリー受付中

周囲の内定取得状況について

―Iさんのまわりでは、いつ頃から内定を持つ人が増えていきましたか?

Iさん

2~3月に内定を持っていた人はあまりおらず、GWに入ってから内定を1社持っている人がポツポツ出始めていました。6月に入って急に8割ほどが決まり、持っていないとやばいような状況に。7月からは内定者研修の話がメインで、就活をまだ続けている人はいなかったような印象です。

―Iさんご自身の焦りの時期はどうでしたか?

Hさん

自分の場合は2月に概ね志望通りの会社から内定をもらったので、4年生での焦りはありませんでした。浪人で受験が後手に回った分、就活は早く終わらせたいという意識が強くて。ただ、入社を決めて内定承諾を出したのは6月。本当にここでいいのか、他の会社ともじっくり比較検討してから決めました。

今の企業を選んだ決め手は?

Hさん

研修制度が整っていること、色々な企業と関わりながら社会勉強ができそうなこと、営業力や対話力を身につけやすそうなことなどが決め手です。比較会社はコンサル会社や広告会社で、フルリモート週休3日で月給30万円など高待遇のところもあったのですが、逆に少し怖かったりして。最初に選ぶ会社として、ある程度対面でしっかり教えてくれそうなところも重視しました。あとは面接での雰囲気のよさも理由のひとつですね。実家の親にも相談して、「歴史もあるしいいんじゃないか」とお墨付きをもらいました。

就職活動を控えた学生へのメッセージ

Hさん

周りの使えるものは全部使っちゃえ!というのが第一です。友人、学校、知り合い、両親など、わからないことは素直に教えてもらう。自分が良かったものは逆に教えてあげる。自分はそうやって皆で取り組むのがすごく合っていました。

Hさん

また、最初にある程度志望が決まっている人でも、いろいろな業種や職業に触れていく中で気持ちの変化が出てくると思います。時期によって湧いてくる「コレいいな」と思う心を大事にして、興味のあるところはどんどん受けに行くこともオススメです。自分はそうやって今の会社と出会えたので。最初からあまりガチガチに固めすぎないのもいいんじゃないかなって思いますね。

―貴重なお話をありがとうございました!

株式会社アクシアエージェンシー
リクナビ2025より説明会エントリー受付中

ポケット就活のイチオシの就活サービスはこちら

スカウト・エージェントサービスの一覧はこちら

就活成功に近づく方法=自分に合ったサービスを見つけること!

オファーボックス
理系ナビ