インターンは企業に出向き、実際の仕事を経験したり、職場の雰囲気を理解することができるため、就活生にとって大変有意義な時間を過ごすことができます。
インターンは職業体験となるため、服装に気をつかう方は大勢いますが、ネイルはどうなのでしょうか?
「普段からネイルを楽しんでいるし、落とさなくていいのなら、そのままつけて行きたい」
「社会人でもネイルを楽しんでいる人はたくさんいるんだから大丈夫だろう」
そう考える人も多いかもしれません。
そこで当記事では、インターンでのネイルがOKの例とNGの例を解説します。
インターン中のネイルには注意しましょう
ネイルNGの業界があるため
インターン先では基本的に派手なネイルをするのは避けた方がよいでしょう。
シンプルなネイルであれば許容される場合もありますが、例えば、
・官公庁
・自治体
・金融業界
・医療業界
・福祉業界
・ホテル・宿泊業界
・食品業界
などは、ネイルがNGなので、もしネイルをつけたままインターンに参加してしまうと、「マナーが理解されていない」と見なされ、後に続く採用試験でも不利になる恐れもあります。
また、インターンの参加自体に選考がある場合も、ネイルをつけたまま受験すると、不合格になってしまう可能性が高まります。
熱意が誤解されてしまうこともあるため
本人はインターンに対し、熱意を持って真面目に、そして楽しく取り組んでいたとしても、ネイルをつけているばっかりに、企業側からは「インターンでのワークよりもおしゃれに気を使いすぎているのではないか」と判断されてしまうこともあります。
取り組む姿勢が変わらない場合でも、ネイルをつけている、つけていないでは熱意の印象も変わってしまいます。
インターン後の採用試験を有利に進めたいと考えている場合は特に、ネイルはつけずに参加した方がよいでしょう。
見た目の印象が変わってしまうため
メラビアンの法則をご存知でしょうか?
人と人がコミュニケーションを図る際、実は話しの内容よりも相手の見た目の方が高いウエイトで影響を与えているという心理学上の法則の一つです。
割合は相手の見た目からの情報が55%、声のトーンや大きさが38%、話しの内容が7%です。
このように、人は相手の見た目から強く影響されてしまいますが、ネイルにあまり良い印象を持っていないインターン担当者は特に、ネイルをしている学生をあまり良い印象では見ないでしょう。
「インターン中に指先なんて見られないのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、会話中は無意識に手が動くものであり、パソコン作業やワーク中は手を使うため、指先は案外目立つものです。
ネイルがOKの業界だったとしても、派手なネイルは絶対に避けた方がよいでしょう。
インターンでのネイルがOKの例
透明のネイル
ネイルは派手なものは避けるべきですが、シンプルであれば問題はないでしょう。
特に透明のネイルの場合、色味は自然な爪とほとんど変わらず、ツヤが出るだけなのでOKです。
ただし、透明といっても無色透明が前提で、パールやラメが入ったものは見る角度によって派手に見えて目立つためNGです。
また、透明なネイルの場合、ネイルポリッシュであれば問題はありませんが、ジェルネイルを使用すると不自然な光沢が出てしまうため、これも避けた方がよいでしょう。
ナチュラルカラーのネイル
透明のネイル以外にも、薄いピンクやベージュなどのナチュラルカラーであれば問題はありません。
ただし、濃いピンクや濃いベージュでは指先が目立ってしまうため、できるだけ薄く淡い色にすることが大切です。
また、ナチュラルカラーの場合も、透明ネイルと同様にジェルネイルは使用せず、ネイルポリッシュを使うようにしましょう。
業界によってはネイルがOK
前述のように、ネイルがNGといった業界もある一方で、以下の業界ではネイルがOKとされています。
・美容業界
・アパレル業界
・広告・デザイン業界
・IT業界
・エンターテインメント業界
ただし、どこまで許容されるかは各企業によっても異なります。
また、社員のネイルはOKでも、インターン中はNGの企業もあるため、事前にOB・OG訪問などで確認しておくとよいでしょう。
インターンでのネイルがNGの例
装飾のある派手なネイル
OKの例で挙げた透明ネイルやナチュラルカラーのネイルであったとしても、ストーンやラメといった装飾があると、派手になってしまうためNGです。
また、手作業を伴うワークの場合、ストーン装飾のあるネイルでは指先が邪魔になり、ストーンが取れてしまったり、他の備品に混じってしまってはトラブルのもとになります。
装飾のあるネイルでのインターン参加は絶対にやめましょう。
目立つジェルネイル
おしゃれを楽しむネイルとしてジェルネイルが挙げられますが、派手で場違いな印象を与えてしまうためNGです。
色もメタリックやパステルカラー、ビビッドカラーは指先に視線が集まりやすく、インターン参加の学生には不釣り合いとなってしまうためやめましょう。
長い爪のネイル
清潔感を考えた場合、爪の長さは1~3mm程度が望ましいでしょう。
これよりも長い爪は清潔感がなく、不潔に見えてしまうため、色が透明やナチュラルカラーであったとしても、NGとなります。
インターン中でもネイルを楽しみたい場合は?
ネイルOK企業のインターンに参加する
前述した、ネイルOKの業種であれば、ネイルを楽しみながらインターンにも参加できます。
ただし、派手な色や装飾、清潔に見えない長さのネイルはOK企業であっても避けるべきです。
あくまで自然な色で清潔感を感じさせる長さのネイルにし、実際の仕事を経験し、職場の雰囲気を理解するといった、最優先すべき目的をまず果たすことを意識しましょう。
インターンの時だけネイルを隠す
ストーンやジェルネイルといった装飾を施してあるネイルは不可能ですが、ネイルの上にネイルシールやネイルチップを付けて、派手な色のネイルを隠すことはできます。
ただし、これはあくまで1日開催などのインターンでの苦肉の策であり、長期インターンの場合はネイルは隠さず、ナチュラルなものに直して参加した方がよいでしょう。
ハンドネイルにこだわらない
おしゃれを楽しむことは息抜きやストレス発散にもなり、また個性を表現する上でも大切なことです。
しかし、ビジネスでは誰かしらの他人と関わるのが日常であり、相手を不快にさせる要素のあるものは避けるべきです。
インターンでの派手なネイルもその一つなので、そうした制限に窮屈感を覚える人も少なくないかもしれません。
そのような場合はハンドネイルにこだわらず、ペディキュアやフットネイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
足であれば基本的には誰からも見られないため、おしゃれや個人表現を楽しむことができます。
まとめ
インターン中のネイルは基本的にはやめた方がよいでしょう。
なぜならNGの業界が存在し、インターン参加の本気度が、見た目から伝わりづらくなってしまうからです。
また、人は第一印象で相手を判断しがちなため、あまりに派手なネイルをしていると、それだけで評価を下げてしまう可能性があります。
インターン参加のための面接がある場合や、インターン後の採用試験を考えた場合、評価が不利になってしまうようなことは避けた方がよいでしょう。
インターン中でもネイルOKの例として、透明ネイルやナチュラルカラーのネイルが挙げられます。
一方、NGの例として挙げられるのがストーンやラメ装飾のあるものや、色が派手なジェルネイルなどです。
おしゃれを通して個人を表現することも大切ですが、インターンでは実際の仕事や職場の雰囲気を理解すること、採用試験を有利に進めることがまずは大切です。
本来の目的はどこにあるのかをよく考えて行動しましょう。