インターン参加は実際の就業体験ができることが魅力です。
ホームページや企業説明会などとは異なり、企業の社風や社員の様子などもわかるため、有益な企業研究ともいえます。
しかし、なにかと慌ただしい就活で、インターン当日に体調不良となることもあるでしょう。
「インターン当日に体調がすぐれない場合、欠席の連絡はどのようにすればよいのだろうか?」
「インターンの欠席連絡は、どのように伝えると失礼がないのだろうか?」
そんな不安や疑問をお持ちの方々も多いことでしょう。
インターン参加は本選考試験の参考資料として使われることもあるため、欠席連絡はしっかりと行ないたいものです。
そこで当記事では、インターン当日に体調不良となった場合の失礼がない欠席の連絡方法を詳しく解説します。
インターン当日に体調不良の場合は、無理しないで休む
インターンは貴重な経験ができ、就活で有益な情報も多く入手できます。
そのため、インターン当日に体調不良となった場合でも、無理をして参加してしまう人もいるようですが、このような場合は休むようにしましょう。
もし、その体調不良がインフルエンザやその他の感染症だった場合、企業や参加した他の就活生に迷惑をかけてしまいます。
また、無理してインターンに参加しても、仕事やプログラムに集中できないため、自分にとってもよくないでしょう。
インターンを欠席すると、その後の選考に影響するのか?
「インターンを欠席してしまうと、企業から自己管理がきちんとできていないと思われ、その後の選考に影響が出てしまうのではないだろうか?」そのように考える方も少なくないかもしれません。
しかし、体調不良による原因でインターンを欠席したとしても、それがその後の選考に影響するといったことはほぼないでしょう。
企業側も就活生が忙しく、体調を崩しやすいことは理解しているからです。
仮に体調不良による欠席であるにもかかわらず怒られたり、チクチク文句を言ってくる企業の場合、入社しても「仕事は休んではいけない」といった古風な体質である可能性もあるため、志望自体を考えなおすことも必要かもしれません。
インターンを体調不良で欠席する場合は必ず連絡する
基本は電話連絡
インターン当日に体調不良で欠席する場合は、電話連絡が基本マナーとなります。
やむを得ぬ事情により数日前から欠席がわかっている場合は、その時点でメール連絡でも問題はありませんが、当日の連絡をメールで行なっても、採用担当者がそのメールに気づかなければ、トラブルになってしまうこともあるため、メール連絡は避けた方がよいでしょう。
また、インターン開始ギリギリの連絡もNGとなります。
電話では、
・自分の大学・学部名
・氏名
・インターン欠席理由
・インターンへの熱意
などを端的に伝えましょう。
電話が不可能な場合はメールで伝える
・採用担当者が電話に出られない
・体調不良で声が出ない
・採用担当者の電話番号を知らない
など、やむを得ない場合は欠席をメールで伝えましょう。
メール連絡の例文
【件名】
本日のインターンシップ欠席のご連絡【〇〇大学〇〇学部〇〇(氏名)】
【本文】
株式会社〇〇
総務部人事課 採用ご担当者〇〇様
お世話になっております。
貴社のインターンに参加中の〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
お電話も差し上げましたが、ご不在のようでしたので、メールにて失礼いたします。
本日、体調不良のため、今回のプログラムを欠席させて頂きたく存じます。
どうしても参加したく悔しい気持ちでいっぱいですが、朝から熱が下がらず、このような判断をさせて頂きました。
当日のご連絡となり、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。
明日以降のインターンについては体調と相談しながら、参加するかどうか判断したいと存じます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
※※※※※※※※※※※※
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇〇〇(氏名)
Tel:000-0000-0000
Mail:〇〇〇〇@〇〇〇.com
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無断欠席は絶対にしない
インターン当日に体調不良で休む場合でも、無断欠席は絶対にやめましょう。
企業側も当日配布するプリントの準備をしたり、ワークなどの進行、メンバー構成などを決めなければならず、無断欠席者が現れた場合、このような準備を急遽変更せざるを得なくなります。
そのため企業に対し、大きな迷惑をかけることになるでしょう。
無断欠席は社会人としての基本モラルも疑われ、その後の選考にも影響が出る場合もあるので絶対にやめましょう。
体調不良でインターンの欠席連絡をする際の注意点
連絡する時間と場所に注意する
電話で欠席連絡をする際は、早朝や深夜などではなく、インターン企業の営業時間内に行なうのが基本マナーとなります。
さらに、その営業時間内でも始業直後やお昼休憩中、終業直前などに電話をかけるのは「常識がない」と思われることもあるため避けましょう。
また、騒音がうるさい場所ではなく、静かな場所から電話連絡することも基本マナーです。
体調不良の様子を簡潔に伝える
体調不良の様子を簡潔に伝えましょう。
「お腹がずっと痛くて、30分以上もトイレに入っていて~」
とダラダラ話すのではなく、「朝から腹痛がおさまらないので欠席させてください」と状況を簡潔に伝えることが大切です。
謙虚な姿勢で伝える
体調不良の場合、声のトーンが暗くなったり、話に抑揚がなくなりがちです。
しかし、これでは印象も悪くなってしまうため、
「お忙しいところすみません」
「せっかく準備していただいたのに、欠席することになってしまい申し訳ございません」など、印象を少しでも良くするために一言添えるとよいでしょう。
体調不良でインターンを欠席する場合のポイントとは?
次回インターンには参加したい気持ちを伝える
短期で終了してしまうインターンの場合、体調不良による欠席から、そのインターンにはもう参加できないこともあります。
このような場合、「次回インターンはいつでしょうか?」「次回のインターンに参加することは可能でしょうか?」など、次回のインターンに参加したい意欲や熱意を伝えると、志望度の高さもアピールすることができます。
電話連絡はしたとしても、それが淡々とした口調で終わった場合と、「次のインターンには絶対参加させてください」と一言添えた場合とでは、受ける印象も異なります。
しっかり熱意は伝えましょう。
他のインターン参加者にも連絡する
インターンによっては、他の参加者との共同でグループワークが行なわれることもあります。
チームとしてインターン中にプロジェクトを進めている場合は、自分が欠席することで進行の進みが悪くなったり、誰かが自分の役割を代わりにしないといけなくなるかもしれません。
そのため、体調不良で欠席することを他のインターン参加者にも連絡しておいた方が丁寧です。
まとめ
インターン当日に体調不良となった場合、無理せず休むようにしましょう。
もし、その体調不良がインフルエンザやその他の感染症だった場合、企業や参加した他の就活生に迷惑をかけてしまいます。
また、無理してインターンに参加しても、仕事やプログラムに集中できないためです。
なお、体調不良による原因でインターンを欠席したとしても、それがその後の選考に影響することはほぼありません。
インターンを体調不良で欠席する際は、まず、電話連絡することが基本マナーとなります。
当日の連絡をメールで行なっても、採用担当者がそのメールに気づかなければ、トラブルになってしまうこともあるため、メール連絡は避けた方がよいでしょう。
しかし、
・採用担当者が電話に出られない
・体調不良で声が出ない
・採用担当者の電話番号を知らない
など、やむを得ない場合は欠席をメールで伝えましょう。