就職活動で面接に臨んでいく中で、「受かった手応えがあったのに落ちた」という経験をしたことがある人もいることでしょう。逆に、「全然ダメだったのになぜか次に進めた」という経験をした人もいると思います。なぜこのようなギャップが生じるのでしょうか。そこには、学生と企業の重視している項目の違いが関係しています。

ここでは、学生が面接で重視しがちなことを説明した上で、企業が面接で重視しているポイントについて解説していきます。面接は企業に向けたプレゼンであり、企業が重視するポイントを押さえて行うのが効果的です。しっかりとポイントを押さえて面接に臨むことができるよう、学生と企業が重視している項目の違いについて、学んでいきましょう。

面接の手応えと結果は必ずしも一致しない

上述のとおり、面接の手応えと結果が一致せず、疑問に思った経験のある人もいることでしょう。面接の場合、後から答え合わせができるわけでもないので、モヤモヤした気持ちを抱えたまま、次の面接に臨まなければならなくなります。

当たり前のことですが、まず押さえておかなければならないのは、面接結果を決めるのは企業であり、そのため面接で自身が感じた手応えは、面接結果とは無関係だということです。質問に対して上手く回答することができたと手応えを感じていたとしても、実際に上手く回答できていたかを判断するのは企業です。自身では上手く回答できたと思っていても、質問に対する回答の趣旨がズレており、企業が求めるような回答になっていない可能性もあるのです。

手応えと結果が一致すると思っていると、モヤモヤした気持ちを抱えながら、就職活動を進めていくことになってしまうかもしれません。まずは、面接の手応えと結果は別物だと認識し、結果を受け入れるように心がけるようにしましょう。

学生が面接で重視しがちな項目

上述のとおり、面接の手応えと結果にギャップが生じる原因の1つとして、学生が面接で伝えようとする項目と、企業が面接で見ようと思っている項目にギャップがあることが挙げられます。ここではまず、学生が面接で重視しがちな項目について説明していきます。後述する企業が面接で重視している項目と見比べ、相違点を理解していきましょう。

過去の実績

学生が面接で重視しがちな項目の1つとして、過去の実績が挙げられます。自己PRと言われると、「私は野球で甲子園出場を果たしました」のように、過去の実績をPRしたくなるものです。しかし冷静になって考えてみると、過去の実績と会社での社会人生活は関係がないことがわかると思います。

「甲子園出場を果たしました」と言えば、面接官も驚くでしょうし、その様子も含めて、面接の手応えを感じることでしょう。しかし、いくら甲子園で活躍したとしても、それが社会に出てどう活かされるのか、実績をPRしただけでは伝わらないのです。大事なのは実績ではなく、その実績獲得のためにどのような取り組みを進めてきたのか、どのような思考で臨んでいたのか、といった点ということになります。その点が抜け落ちてしまい、ただひたすら過去の実績自体をPRしてしまう学生が多いのです。

スキル

学生が面接で重視しがちな項目として、自身の持つスキルも挙げられます。もちろん優れたスキルを持っていればアピールの材料になりますし、企業の目にも留まりやすいです。自身の持つスキルはしっかりと面接で伝えるようにした方が良いでしょう。しかし、企業にとってみれば、新卒採用は即戦力になる人材を確保するというよりも、今後逞しく成長し、会社にとって大きな戦力となるポテンシャルを持った人材を確保することに重きを置いています。今持っているスキルをアピールすることはもちろんですが、それと合わせて、自身のポテンシャルをアピールする必要があるのです。この点について、今持つスキルをアピールしていかなければならないと誤解して面接に臨む学生も多く存在しています。

企業が面接で重視している項目

ここからは企業が面接で重視している項目について、3点に分けて解説していきます。面接は自分という商品を企業にPRする形になっており、相手がどんな人材を望んでいるのか把握して、それに合わせたPRを行うことが重要になります。企業の考えをまずはしっかりと理解するようにしましょう。

人柄

企業が重視している項目として、まずは人柄が挙げられます。一部の業務を除くと、ほとんどの業務は複数人でチームとなり、進めていくことになります。若い年次のうちはチームの一員として、出世すればチームのリーダーとして、働くことになるのです。そのため、他の社員と良好な関係性を築き、チームワークを高めていくことができる人材か、就活生の人柄に企業は注目しています。人柄は発言や態度など、一挙手一投足に表れます。面接での立ち振舞いや言葉遣いなどを観察し、就活生の人柄を確認しているのです。

熱意

仕事に対する熱意も、企業が重視している項目の1つと言えるでしょう。企業の採用活動には莫大なお金と時間が費やされています。企業としてはそれに見合う人材を確保する必要があるのです。仕事に対するモチベーションが高い人材は、将来自社の発展に寄与してくれる姿をイメージしやすく、それゆえ魅力的な人材にうつります。もちろんライフワークバランスを大事に考え、家族との時間を大切にすることは問題ありません。その中で、前向きに仕事に取り組み、会社に貢献してくれる人材なのか、自己PRの内容や志望動機から窺っているのです。

ポテンシャル

上述のとおり、ポテンシャルも企業が重視している項目の1つです。そもそも就活生の段階で、企業で即戦力として働けるほどのスキルを身につけている人材は稀です。企業もそのことは十分承知しているので、「特筆できるようなスキルが無い」と悲観する必要はありません。今持っているスキルや過去の実績をPRすることももちろん大事ですが、それよりも、そのような成果を得るに至る過程で、どのような努力をしたのかを企業は見たいと思っているのです。TOEIC900点獲得に向け、毎日1時間の勉強を1年以上継続したのであれば、そのような継続力を企業においても仕事で生かしてくれるのでは、と採用担当者は考えます。このように、表に見えるスキルや実績ではなく、その背景にある強みや特徴などを企業は重要視しているのです。

まとめ

ここまで面接において学生が重視しがちな項目と、企業が重視している項目について、その相違点を解説してきました。「企業が重視している項目をわざわざ把握して、それに合わせて自己PRを作らないといけないなんて面倒だな」と感じる就活生もいることでしょう。

しかしここで行う工程は何も就活に限った話ではなく、社会人として働く中で日々当たり前のように行う必要のあることです。営業先の相手に商品提案を行うときはもちろん、会議で説明をするとき、上司に仕事の報告をするときなど、あらゆる場面でこのような工程は必要であり、相手が重視している点を押さえた上で、プレゼンを行うことは、社会人として必須のスキルの一つということができるのです。面倒と思うかもしれませんが、社会人になるための準備と前向きにとらえ、この機会にしっかりと学び、企業が重視している項目を踏まえた上で自己PRを行うことができるようになりましょう。

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