面接では清潔感をアピールしつつ、無難な服装で好印象を与えたいものです。しかし、
「腕時計はした方がよいのだろうか?しなくても問題ないのだろうか?」
「面接にふさわしい腕時計はどのようなタイプのものなのだろうか?」
面接での腕時計にたいし、このような不安や疑問をお持ちの方々も多いことでしょう。
たしかに面接では、どのような腕時計の着用がふさわしいのか迷いがちです。
そこで当記事では、面接にふさわしい腕時計とは、どのようなものなのか?付けなくても問題ないのか?など、正しいマナーを解説します。
面接で腕時計をした方がいい理由とは?
ビジネスマナーとして
社会人にとって、時間厳守で行動することは基本マナーの一つです。
通勤に始まり、商談や社内打合せ、プレゼンテーションなど、常に時間管理をしながら行動しなくてはなりません。
「時間ならスマホでもできるのでは?」と思う就活生もいるかもしれませんが、ビジネスシーンにおいてスマホを頻繁にいじっていると、ゲームや家族・友人とのLINEと勘違いされてしまい、悪い印象を与えてしまうことがあります。
そのため、ビジネスマナーとして腕時計は必要であり、面接でも腕時計をつけることが望まれます。
突然、筆記試験が行われても安心
企業の中には面接前後など、突然筆記試験を行うところもあります。
筆記試験は回答の時間制限がありますが、試験会場に必ずしも時計があるわけではありません。
スマホでも時間は確認できますが、常に机の上に置いてスマホをチラチラ見ていると、カンニングと疑われてしまう場合もあります。
注意だけで済めばまだ良い方ですが、最悪の場合は不合格となってしまう恐れもあります。
そのため、このような場合も考え、面接の際は腕時計をしていた方がよいでしょう。
面接で腕時計を忘れてしまった場合は?
選考に影響はない
面接に腕時計を忘れてしまっても、基本的には選考に影響が出ることはありません。
面接官が就活生の腕時計を確かめ、していないから減点といったことはありません。
腕時計がなくてもスマホで時間は確認できます。
しかし、腕時計を忘れたことより面接会場や面接中にスマホで時間を確認することの方がビジネスマナーとして問題なので、そのようなことは絶対にやめましょう。
心配な場合、近くの量販店で購入する
面接当日、腕時計を忘れてしまい、心配なようであればコンビニか量販店で購入しましょう。
このようなお店であれば、安価なものでも手に入ります。
しかし、面接までに時間の余裕があるのであれば、時計店などで購入した方が不安は解消できるでしょう。
必要に応じて面接官に正直に話す
面接で腕時計を忘れたからといって、それをわざわざ面接官に話す必要はありません。
ただし、例えば筆記試験やグループワークなど、腕時計が必要な場合は、腕時計を忘れたことを正直に面接官に話した方がよいでしょう。
前述のように、スマホで時間チェックをしていることを面接官に見られてしまうより、腕時計を忘れたことを正直に面接官に話した方が、印象も変わります。
面接にふさわしい腕時計とは?
面接ではできる限り腕時計を用意した方がよいですが、腕時計といっても何でもよいわけではありません。
面接の場でふさわしい腕時計とふさわしくない腕時計があるため、よく確認しましょう。
シンプルなもの
面接ではシンプルなデザインの腕時計が無難です。
面接では基本的にスーツ着用となるため、プライベートシーンやスポーツシーンで身につけるような腕時計はふさわしくないといえます。
シンプルな腕時計というのは、外見のシンプルさはもちろん、文字盤や機能面でもシンプルなものの方がよいでしょう。
ベルトは革か金属
腕時計のベルトもその素材によって、フォーマルにもカジュアルにも印象が異なって見えます。
面接での腕時計のベルトは、革か金属製のものを選びましょう。
革の場合は黒か茶色がフォーマルな装いにふさわしく、汚れも目立ちません。
また、カバンと色を揃えると、統一感もあってなおよいでしょう。
一方、金属製の場合はシルバーがシンプルな印象を与えます。
金色は派手な印象を与えてしまうため避けた方がよいでしょう。
文字盤はアナログ
面接の場合、文字盤がデジタルであると、フォーマルな印象と少しかけ離れてしまうため、アナログの方がふさわしいといえます。
また、デジタルは設定を取り消しにし忘れていたアラーム音などが面接中に鳴ってしまう恐れもあるため、できるだけ避けた方がよいでしょう。
5,000円以上の時計
面接ではできるだけ5,000円以上の価格帯の腕時計を選ぶようにしましょう。
5,000円以上の腕時計であれば、機能的かつ面接でもふさわしいものが見つかるでしょう。
面接当日、腕時計を忘れてしまい、急遽コンビニや量販店で安価な腕時計を買わざるを得ない場合は仕方ありませんが、あまりに安い腕時計はスーツに合わず品がなく見えるため、できるだけ避けた方がよいでしょう。
面接にふさわしくない腕時計とは?
ここまで面接でふさわしい腕時計を解説してきましたが、一方で面接にはふさわしくない腕時計もあります。
具体的に見ていくことにしましょう。
高級腕時計やスポーツウォッチ
面接はスーツ着用であり、フォーマルな印象に合う腕時計が望まれますが、高価なブランド物の腕時計は違和感があるため避けるようにしましょう。
特に就活生がそのような高級腕時計を身につけていると、面接官に金銭感覚や日頃の生活を詮索されてしまうこともあるためです。
また、スポーツウォッチは見た目にカジュアルで、衝撃から守るよう大きくゴツゴツとしたデザインであるため、面接にはふさわしくありません。
色柄が派手
腕時計の文字盤やベルトの色柄が派手なものも、面接の場ではそこだけが違和感があり、浮いてしまうためやめましょう。
文字盤がデジタルや、文字が大きなもの、派手な装飾がされたものなど、また、ベルトが黒や茶色などではなく明るく派手なものやラバー素材のものなどはNGとなります。
キズや汚れのあるもの
「腕時計は袖から少し見える程度のものなので、面接官もそれほど腕時計を見ないだろう」と考えがちですが、キズや汚れは案外目立つものであり、そのような腕時計をして面接にのぞんでいると、だらしない印象を与えてしまうため注意しましょう。
キャラクターもの
面接では、アニメのキャラクターなどがデザインされた腕時計はその場にふさわしくないため使用は避けましょう。
プライベートなどでの使用は何も問題ありませんが、面接でキャラクターデザインの腕時計をしていると、幼い印象を与えてしまいマイナス評価につながることもあります。
面接で腕時計をする際のマナー
面接中に腕時計を見ない
面接中に腕時計を見ながら話したり、腕時計を見ながら面接官の話を聞いたりするのはマナー違反といえます。
次の予定を気にしている、この面接が早く終わればよいと思っている、面接に集中していないなど、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
面接にふさわしくない腕時計をする
前述のように、きちんとスーツを着用していても、腕時計が面接にはふさわしくないものをしていると、選考で不利になってしまうこともあるため注意しましょう。
まとめ
面接ではビジネスマナーとして、腕時計をしてのぞんだ方がよいでしょう。
面接での腕時計はシンプルなもので、ベルトはラバー素材などではなく革か金属製のものがおすすめです。
さらに革は黒か茶色、金属製ならシルバーがよいでしょう。
また、文字盤はデジタルではなくアナログで、価格は5,000円以上のものを選ぶとフォーマルシーンにも合うものが選べるためおすすめです。
一方、高級なものやスポーツウォッチ、色柄が派手なもの、キズや汚れのあるもの、キャラクターデザインなどの腕時計は面接にふさわしくないためNGです。