近年の就活は早期化の上に長期化しているのが特徴だといえます。そのため、

「就活はやらなければいけないけど、なかなかやる気が出ない時がある」

「就活でモチベーションを上げる方法がわからない」

そんな不安や疑問を持つ方々も多いことでしょう。

たしかに、誰しもやる気の出ないこともあるでしょうが、人生を左右するのが就活だけに、できるだけモチベーションは保ちたいものです。

そこで当記事では、就活でやる気がでない時にモチベーションを上げるための秘策を7つご紹介します。

就活でやる気が出ない原因とは?

やりたい職種がわからない

就活は、企業から内定を獲得することだけがゴールではありませんが、入社したい企業ややりたい職種が絞られていないと就活の目的が漠然としてしまい、モチベーションの低下につながってしまいます。

就活の目的が漠然としていれば、自己PRや志望動機までもが不明確になってしまい、選考にも不合格になり、やる気がさらになくなってしまいます。

これでは負のスパイラルです。

やりたい職種がわからない場合、それは自己分析がしっかりとできていないのかもしれません。

また、業界・企業研究も不十分だと考えられるため、やりたい職種を絞り込めるまで、自分を見つめ直してみましょう。

企業に興味が持てない

職種と同様に、入社したい企業がわからない、あるいは見つけられないと、何を目的に就活しているのかわからなくなり、モチベーションが低下していきます。

このような場合は、業界研究セミナーや企業説明会への参加、公式ホームページのチェックやOB・OG訪問なども積極的に行なってみましょう。

また、多少でも興味があればインターンに参加することも得策であり、実際に従業員の話を聞き社風を把握することで、それまで感じなかった興味が増すこともあるかもしれません。

なかなか内定がもらえない

何十社も応募したにもかかわらず、内定がもらえないと次第にやる気がなくなることもあるでしょう。

さらに、周囲の学生が内定をもらい始めるとその学生と自分を比較してしまい、自分の欠点ばかりが見え始め、モチベーションの低下につながってしまいます。

例えば、「書類選考や筆記試験には合格するが、一次面接ですぐに落ちてしまう」など、自分が内定をもらえないのはどのようなところに問題があるのか、冷静に見つめ直してみましょう。

社会人になる実感がない

自分が社会人になる実感がなく、就活に対してリアリティが持てないといった場合、やる気が出なくなってしまいます。

このような場合は、頭だけで社会人になることをイメージするのではなく、企業説明会やインターンなどに積極的に参加し、企業の従業員や採用担当者の声を実際に聞いてみましょう。

自分が就職し、企業で働いていることをイメージできれば、就活のモチベーションも上がるでしょう。

就活以外にやりたいことがある

「部活動やスポーツをこのまま続けていきたい」「留学しようと思っている」「就活よりも本当は大学院に進学したい」など、大学時代にしかできないことはたくさんあるため、就活が先延ばしになってしまうこともあるかもしれません。

やりたいことがあるということは素晴らしいことですが、やり残していることと就活をすること、どちらも中途半端な状態にしておくのは自分にとってもよくないことです。

やりたいことに全力投球するのか、就活に注力するのか、よく考える必要があるでしょう。

何をしなければいいのかわからない

就活のスケジューリングやどんな対策・準備を進めなければいけないかがわからないと、モチベーションも下がってしまいます。

また、全体像を見過ぎてやるべきことがたくさんありすぎると思ってしまうと、これもまたやる気がでない原因になってしまいます。

まずはやらなくてはいけないことやその順番を整理し、一つずつ確実にこなしていきましょう。

就活のモチベーションを上げるための秘訣7選

なぜモチベーションが下がっているのか考えてみる

そもそもなぜ就活に対するモチベーションが下がっているのか、その原因を考えてみましょう。

原因がわからずに、モチベーションが下がった状態でただ就活を行っていても、採用担当者に熱意ややる気が伝わらず、内定ももらえずどんどん悪循環になってしまう可能性があるからです。

自分自身について強みや価値観がわかっていない、〇〇業界の魅力がよくわからない、A社とB社の強みの違いがわからないなど、原因や課題が明確でなければ改善も進まないため、ぜひ、再度自分を見つめ直してみましょう。

ときには思いっきり遊んでみる

モチベーションが上がらないときは、思い切って遊んでみるのもよいでしょう。

自分がふっと力を抜いてリラックスできることを一日楽しんでみましょう。

数日間も休んでしまうと、かえってモチベーションが下がり、就活自体が面倒になってしま恐れもあるため、必ず週に一日など、リラックスする期日を決めてから遊ぶようにしましょう。

就活から一度離れることで、逆に自分にとっての就活の意味が明確になることもあります。

就活イベントに参加し、社員に会ってみる

企業説明会やインターンに参加すると、他の就活生も数多く参加しているため、刺激がもらえてやる気につながります。

また、自分だけでは知り得なかった情報も収集できるため、新たな行動のきっかけになることもあります。

また、OB・OG訪問など、実際に企業で働く人たちと会って話すことで生の情報を入手でき、社風も肌で感じ取ることができるため、やる気につながるでしょう。

就活の仲間をつくる

就活は一人だけで考え動いていると不安だらけになり、モチベーションが下がってしまいます。

就活仲間を作れば、辛いときに励ましあったり、わからないことを相談できます。

また、同じ状況下の仲間なので競争心も芽生え「負けられない」と思うようにもなります。

さらに、業界や企業情報も収集しやすくなるため、就活仲間はぜひ作るようにしましょう。

目標やゴールを設定する

目標やいつまでといったゴールがなく、漠然と延々就活を続けていれば、いつか息切れしてしまいモチベーションも下がります。

まず、就活に対する目標を定め、いつまで行うかのゴールを決めましょう。

そして、目標やゴールから逆算し、〇月までにはこれをする、と今度は月単位で小さな目標やゴールを設定していくとよいでしょう。

大小の目標やゴールを明確に設定すると、モチベーション低下の防止策になります。

就活にはどんなメリットがあるか考えてみる

例えば、

・将来進むべき道がわかるようになる

・新たな仲間が増える

・社会の仕組みがわかるようになる

など、就活においてのメリットを考えて行動すると、楽しさも増えるためモチベーションが上がります。

就活が終わったことを考えてみる

就活が終わった後のことを考えてみましょう。

例えば、就活後にやってみたいことや楽しみをリストアップしていくと、就活に対して前向きに行動できるようになります。

就活だけを考えていても、時にきついことや辛いことばかりを考えてしまうこともあるでしょう。

しかし、就活が終わればこんな楽しみが待っていると思うことができれば、就活に集中して力を注げるようになります。

まとめ

就活はときにやる気がでないこともあります。

その原因として、やりたい職種がわからない、企業に興味が持てない、なかなか内定がもらえない、社会人になる実感がない、就活以外にやりたいことがある、何をしなければいいのかわからないなどが挙げられます。

このように、就活ではモチベーションが下がることもありますが、アップさせる秘訣として、なぜモチベーションが下がっているのかその原因を考えてみる、ときには思いっきり遊ぶ、就活イベントに参加し社員に会ってみる、就活の仲間を作る、目標やゴールを設定する、就活にはどんなメリットがあるか考えてみる、就活が終わったことを考えてみるなどが挙げられます。

モチベーションが下がる原因を自分なりに考えてみなくては、どこを改善すべきかわからず、悪循環になってしまう恐れがあります。

自分を再度見つめ直し、一人だけで悩むことなく仲間を作るなどし、やる気を上げる工夫をしてみましょう。