一言に広告といっても、その種類はさまざま。産案で扱うメディアラインナップは、具体的にどんな場面で目にすることができるのでしょうか?WEBマーケティングの知見をもとに提案を続ける池村さんに、細かくお話をうかがいました。
株式会社産案
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社員プロフィール
池村 祐太(いけむら ゆうた)
株式会社産案
営業部 リーダー
2016年新卒入社。学生時代は理系学部で研究に打ち込むも、「室内にこもりきりは性に合わない」と営業職を選択。その後Web事業推進室配属となり、Web広告の運用やマーケティング、拡販を中心に携わる。2019年にチーフへ昇格。2020年からは再び総合的な商品の企画提案を担当し、2024年にリーダーに昇格。
あらゆる「広告」を手掛けられる、豊かなラインナップ
―まずは、産案が扱う商材について具体的に教えてください。
雑誌でいうと、ビジネス誌が中心なので学生さんの目に留まる機会は少ないかもしれませんね。とはいえ以前は紙面のみだったのが、オンライン掲載され、若い世代にも届きやすくなりました。
就活中の方に最も馴染み深いものでいえば、採用ホームページでしょうか。時には商業施設のバイト募集として、InstagramやLINEの広告、Google広告も展開しているので、これまでに触れていただいていたかも。
Youtubeでは、広告の配信も通常のプロモーション動画投稿も行います。例えば博物館で期間限定の特別展があった際に、展示室の様子を撮影し、期間が終わった後にも動画で見られるようにしたり。もともとはコロナ禍で足が運びづらくなっていたお客様向けのものでしたが、好評のため現在でもニーズが続いています。商業施設でのサイネージ動画、イベントの企画といった華やかな広告にも携われますし、そのほか数は少なくなりますが、電車内に設置されたディスプレイに放映されるビジョン広告やTVerなどの配信サイト・映画の予告前に映るシネアドも時折手掛けています。
CMや動画広告の目的としては、商品のPRや企業のブランディングとして「多くの人に知ってもらうため」。一方で雑誌掲載やタイアップ広告企画は、ある程度認知や興味を持っている方向けに「より詳しく内容を理解してもらう」ため。目的やターゲット別に、あらゆる手法を選んで提案していくことが必要不可欠です。
―池村さんは現在、具体的にどのような業務を担当されていますか?
営業職として、自分が担当しているお客様にさまざまなプロモーションをご提案しています。入社後からWeb広告回りの業務を専門で担当していていたので、いまもWeb関連のご依頼が多いですね。ただそれだけではなく、ビジネス誌やオンライン掲載、ブランディングを目がけたタイアップ企画、最近だとホテルのPRとして機内誌の一部企画も担いました。そのほかWeb広告から派生して動画広告も挑戦したりと広がりを見せています。
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入社前は知らなかった世界。少しずつ視野を広げながら
―入社前後で、商品やサービスに対する印象の変化はありましたか?
そうですね…しいて言うと「もっと派手な業界かと思っていた」でしょうか(笑)。 芸能人をバンバン出演させるようなCM・広告など、自分の目についたところしか知らなかったので。それよりも細かいところでさまざまなニーズが発生していて、それに応えられる媒体がこれだけあるのかと。まずは広告の種類や出し方の多様さに驚きました。
実は、産案に入社する前は、個人的なSNSもやっていなかったですし、Web周りにも強いわけじゃなかったんです。業務の中で知識を蓄えて、Web広告にはこんな仕組みがあるんだなとか、こんなに明確に数値が返ってくるものなんだとか、一つひとつが新鮮な発見でしたね。知っていくほどに、まだまだ会社としてやれることが多いことにも気づいていきました。
大手の広告代理店だと、好きな提案ができるというよりは、WebであればWeb、CMであればCMに特化しているものといったように、ニーズや手法ごとに専門部署が置かれているところが多いと思います。会社としては広く扱っているのに、営業個人に落とし込むと結局狭い業界でしか知見を詰めないといった声も聞きます。その点、産案は本当に幅が広い。地方紙の小さな枠でピンポイントに狙うこともあれば、TVCMで大々的に出すなど、部署の壁を越えて会社全体で相談しながら新しい業務を進めていけるのが楽しいです。
―部署外の方との連携で「居てくれてよかったな」と思う瞬間はありますか?
それはもう。Webマーケでいえば、実績豊富で専門的な知識をもった社員も数年前に入社し、自分が独学で運用や推測をしていた状況から一変。確実な知見をもとにした改善案を出してくれ、提案には欠かせません。メディアプランニング部も、媒体の相談をすれば回答は必ず返ってきますし、まだまだ僕が知らない媒体の情報を教えてくれたり、お得な情報を媒体社さんから引っ張ってきてくれたりだとか…。自分一人ではさばききれない量を、チームで手伝ってくれるからこそ、提案にも磨きがかかるのです。
出してみないとわからない、大変さと面白さ
―幅の広さや自由度がある分、悩むことや苦労することも多いのでは?
苦しいなぁといつも思うのは「広告は、出してみなければわからないし、出してみてもわからないことがある」ところ。想定した成果が出ず、お客様が喜んでくれないケースもあります。とはいえ、改善できるものであれば次に繋がりますし、改善提案で信頼をしてもらうことこそが大切。特にWebは、紙媒体や掲示される広告よりも細かく数値が見えて課題箇所もわかりやすいので、ブラッシュアップを繰り返すことが成功への道です。ロジカルに考えていけるのは、自分に向いている分野だと感じています。
今のところ年間を通じて担当している主要クライアントは4~5社で、スポット案件を含めると10社ほど。それに加えて新規獲得に向けた企画も行っています。年間を通しての企画ができるクライアントが増えていくと、やれることの幅はもっと広がっていき「いいもの」もたくさん生み出せていけるので、そんな提案ができるようになるのが当面の目標ですね。
―池村さんの考える「いいもの」とは?
うーん…、クオリティの高いもの、というと抽象的でしょうか。Instagramの広告バナー1枚をとってもそうですし、求人広告であれば取材を通じて中身のある情報を引き出し、上手にアウトプットできた場合もそう。訴求がバッチリ決まった広告ができると「いいものができた!」と嬉しくなります。ただ乱暴に制作や外注にパスしても意図は伝わりませんから、整理して橋渡しをして、一緒に作っていく感覚があります。
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次の世代にも連鎖させていくために
―これまでの仕事で嬉しかった瞬間は?
現在は新卒の教育担当をしているのですが、担当の新卒の子が継続で受注をいただいてきた時がとても嬉しかったですね。1度の契約だけではなく、お客様が「○○さんが頑張ってくれていいものができたよ」と喜んでくださってリピート成立へ。下調べも企画も誠実に取り組んでいたのを目の前で見ていたので、フロア全体でも感動を分かち合いました。
僕自身の仕事でいえば、とある保険会社様の採用ブランディング動画を制作していて、それがとても楽しいです。制作会社やWebマーケ部にも協力を得ながら、初めての分野にワクワクしています。お客様の数だけ、叶えたい要望があるので、提案内容や手法にも限りがありません。範囲が広すぎて混乱することもしょっちゅうですし、お客様もどんどん広告に対する知見が深くなっていかれる時は正直少し焦りますが(笑)。「こんなことできないかな?」と先に最新情報をキャッチされていたり、業界当事者の鋭い視点をいただいた際にはむしろチャンスと考えて、新しい仕入れとして自分の知識にしています。
―これから入社される方へのメッセージをお願いします。
営業職ですから、タイミングが悪くてなかなか結果が出ないこともあります。お客様に信頼をいただくまでは大変ですが、日々の積み重ねは必ず後からついてきますし、足を踏み入れるほどにどんどん楽しくなってくる業界です。目の前の数字を追うというよりも、長期的な視野で根気強く取り組み続けられる方の方が向いているんじゃないでしょうか。制限なく、自由にできることが多い職場ですから「こういうことがやりたい」と展望を持っている人も強いと思います。 僕自身、新卒で入社した時は知識も一切ゼロでしたから、知らないことを恐れる必要はありません。型にはまったものを売るのではなく、発想力を活かして工夫していけるマインドがあれば、きっとたくさんの信頼を得られると思いますよ。
―ありがとうございました!
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