企業のインターンへ参加する際には「どのくらい前に到着しておくのがベストなの?」と疑問に思う就活生も少なくありません。
インターンの際は、遅刻でもしない限りどのくらい前に企業へ到着しておこうとも企業の選考に影響は出ないでしょう。しかし、一般的なビジネスマナーとしてどのくらい前に着いておくべきなのかは、ある程度決まっています。
この記事では、就活生が企業のインターンへ参加する際にどのくらい前に到着しておくべきなのか、もし参加時間に遅刻してしまう際にはどう対処すべきかについて紹介します。
インターン当日の到着時間に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターン先には10分前に到着しておこう
インターンへ参加する際には、明確にどのくらい前に到着しておかなければいけないということはありません。しかし、一般的なビジネスマナーとして10分前に到着しておくことをおすすめします。
企業へ到着してからは、受付や事前に通知されていた提出物を渡さなければいけないため、すぐに参加できるとは限りません。もし開始時間ちょうどに到着した場合、受付をしている間にインターンが始まってしまうため、10分ほど前には到着しておきましょう。
インターンへの参加に遅れてしまう時の注意点とは
インターンへ参加するために企業へ向かっている際に、何かしらのトラブルで遅れてしまうこともあるでしょう。
もしインターンに遅れてしまいそうなときは、以下のような点に注意してみてください。
遅れてしまうのが分かった時点ですぐに連絡する
インターン当日に遅れてしまうと分かった際は、遅れるのが分かった時点で企業の採用担当者に連絡しましょう。
もしインターンの開始時間ちょうどに企業の採用担当者へ連絡をしても、先方で対処できないため最悪の場合、インターンへの参加ができなくなってしまいます。
事前に遅れてしまうのを採用担当者へ伝えておくことで、何かしらの対策や準備を進めてくれることで、遅れてでも参加できる可能性が高くなるでしょう。
どのくらい遅れるのかを調べておく
遅れてしまう連絡をする際に、ただ遅れる旨を伝えるだけでは意味がありません。
採用担当者からすれば、就活生がどの程度遅れるのかによって対処法を決められますが、ただ遅れる旨だけの連絡ではどのような対処をすればいいのか判断できなくなってしまいます。
そのため、遅れてしまうことが分かった時点でどの程度遅れてしまうのかをすぐに調べ、遅れる旨の連絡をする際にどの程度遅れるのかを必ず伝えましょう。
必ず電話で連絡する
インターンへの参加が遅れてしまう旨で連絡をするときは、たとえ事前に連絡をする場合でも必ず電話で連絡しましょう。
メールで連絡をした場合、企業の担当者が別件対応中や離席中でメールを見れないことがあります。また、採用担当者は多くの就活生を対応しているだけでなく、社外の取引先とメールのやり取りをしていることが多いです。
そのため、メールを見れる状態だとしても、他のメールと混ざってしまうことで見落としてしまう可能性があります。
たとえこちらから連絡をしていようと、採用担当者が認知できていなければ意味がないため、必ず電話で連絡するようにしましょう。
もし電話をした際に担当者が不在の場合は、電話口の方に遅れる旨を伝え、担当者への伝達を依頼したうえで、時間を空けてから再度連絡することをおすすめします。
遅れる理由を伝える
参加が遅れてしまう旨だけを伝えたとしても、採用担当者からすれば「なぜ遅れてしまうのか」という点が疑問になってしまいます。
また、たとえ友人との約束に遅れてしまう時だとしても、遅れる理由を伝えるのは、一般的なマナーです。
そのため、もしインターンへ遅れてしまう際には、遅れる理由も併せて伝えましょう。
インターンへの参加が遅れる時の伝え方の例
インターンへの参加が遅れてしまう際に、どのような伝え方をすればいいのか分からないという方は、以下のような伝え方をすることをおすすめします。
<遅れる旨の伝え方例>
お世話になっております。
本日〇時より御社のインターンへ参加させていただく予定の〇〇大学〇〇学部の〇〇(フルネーム)と申します。
現在、〇〇(インターンの参加場所)へ向かっているのですが、〇〇(遅れる理由)により、〇〇分(遅れる時間)ほど遅れてしまいそうです。
ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありませんが、遅れてでもインターンへ参加させていただくことは可能でしょうか。
上記のような伝え方をすることで「何時からのインターン」に「誰が」「どのくらいの時間遅れるのか」「遅れてでも参加の意思がある」旨を伝えられます。伝えた後は採用担当者の案内に従って行動しましょう。
もし電話をしても担当者が不在の場合は、以下のような伝え方をしてみてください。
<担当者が不在の場合の伝え方>
お世話になっております。
本日〇時より御社のインターンへ参加させていただく予定の〇〇大学〇〇学部の〇〇(フルネーム)と申します。
現在、〇〇(インターンの参加場所)へ向かっているのですが、〇〇(遅れる理由)により、〇〇分(遅れる時間)ほど遅れてしまいそうです。
また後ほどご連絡させていただこうと思うのですが、ぜひ御社のインターンへ参加させていただきたいため、取り急ぎ採用担当者の〇〇様へ遅れてしまう旨をお伝えいただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
上記のように「取り急ぎ伝達してほしいこと」や「参加の意思があること」「時間を空けて再度連絡すること」を伝えましょう。
インターン会場に到着する際の注意点とは
インターンに参加する際には、以下のような点に注意してください。
早く到着しすぎるのは迷惑になってしまう
インターンの当日に遅刻しないよう早めに着いておくことをおすすめしますが、早めに到着しすぎるのはかえって企業側へ迷惑をかけてしまいます。
企業側はインターンの開始時間までに最終準備をしていますが、早めに到着しすぎると準備の途中に就活生を対応しなければいけなくなるため、準備を中断せざる負えません。
そのため、到着は10分前ほどがベストと言えるでしょう。
会場の近くには30分ほど前に到着しておく
インターンの会場には10分ほど前に到着しておいた方がいいですが、電車やバスなどの公共交通機関が遅延などで遅れてしまうことがあります。
どんな理由だとしてもインターンに遅れてしまうと、採用担当者にマイナスな印象を与えかねません。万が一の遅延が発生しても開始時間に間に合うように、30分前には会場の近くに到着しておくことをおすすめします。
着席する時は前から座る
インターンの会場に到着して席に着席する際は、前の方から着席するようにしましょう。
会場で用意されている席が必ず埋まるとは限らず、席が所々空いているとインターンの担当者が案内しづらくなってしまいます。
待ち時間にスマホを触るのはNG
少し早めに会場に到着した際に、暇を持て余すからといって携帯電話を触るのはNGです。
採用担当者はインターン中に就活生を見て性格や能力を判断しますが、人間性を判断するために会場での態度や所作を見ていることもあります。
会場に到着してからはたとえ時間の確認だとしても、携帯を触るのは控えておきましょう。
インターンもビジネスシーンだということを意識しよう
今回はインターンの会場にどのくらい早く着いておくべきかを踏まえ、遅刻する際の対処法などについて紹介しました。
インターンは就職活動のイベントだとしても、最低限のビジネスマナーが問われます。
そのため、会場に到着する時間や遅刻してしまう時の対処法など把握し、採用担当者へマイナスな印象を与えないようにしておきましょう。