インターンは参加しなければわからない企業情報を知ることができたり、実際の仕事や職場の雰囲気も理解することができるため、その後の本格的な就活を行う上でとても重要です。
そのため、インターン参加を希望する学生も大勢います。
しかしインターン当日になり、面倒に感じたり、不安に思う学生がいないわけではありません。このようなときでも「採用試験ではないから大丈夫だろう」と無断欠席することは絶対にやめましょう。
当記事では、無断欠席したらどのような影響が出てしまうのか、その後の対処法や取るべき対応について解説します。
インターンの無断欠席は絶対にやめる
インターン参加を予定していたにもかかわらず、無断欠席することは絶対にやめましょう。無断欠席をしてしまうと、「自社への興味がなくなった」「採用試験に応募する意志がない」「常識に欠け、社会人としてのルールやマナーがわからない」と判断されてしまい、その後、選考の案内も届かなくなってしまうなどの影響が出ます。
また、インターンは大学のキャリアセンターを通して参加することがほとんどなので、「無断欠席するような学生を参加させようとした」と大学の評価も下がってしまう恐れもあります。
インターン当日は体調不良や交通機関のトラブル等、予測できない理由により、欠席してしまうこともあるかもしれません。しかし、このようなときも、必ず企業に電話連絡するようにしましょう。
インターン無断欠席による、その後の影響とは?
採用試験が不利になる!?
インターンを無断欠席してしまうと「社会に出てもこのような常識に欠ける行動を取ってしまうのではないか?」「無責任だ」と判断され、マイナス評価となります。
たとえインターン参加予定企業の採用試験を受ける意志がなかったとしても、グループ企業や関連企業に無断欠席の情報が流れてしまう場合もあり、採用試験が不利になってしまうこともあります。
違う企業に入社後、インターン企業の社員と関わる可能性もある
就職後、インターン企業の社員と関わる可能性もあります。関わることですぐに業務に影響が出るとは限りませんが、後々も悪い印象を残してしまうくらいなら無断欠席はせず、必ず電話連絡をするようにしましょう。
インターンを無断欠席した後の対処法とは?
できるだけ早く電話で連絡する
インターンを無断欠席してしまった場合、まずはできるだけ早めに電話で連絡しましょう。「担当者はインターン当日で忙しいだろうから、メールの方がよいのではないだろうか」と考えがちですが、急を要すことや重要な連絡は、直接相手と話をすべきです。
メールはすぐに確認してもらえるかわからず、文字だけでは感情や必死さが伝わらないこともあるからです。さらに、無断欠席の謝罪をメールだけで済ませてしまうのは、相手に対し失礼な行為であるため、まずは電話連絡をしましょう。
電話連絡の際は、最初に担当者の名前を確認し、大学名と名前を名乗ります。そして、欠席理由と謝罪を簡潔に述べ、最後に今後迷惑はかけないことと、反省の気持ちをしっかりと伝えましょう。
なお、担当者の仕事や休憩を考慮し、始業時間や終業時間、正午から1時間程度は電話を避けるようにしましょう。
電話連絡の場合
インターンご担当の〇〇様でしょうか。
私は御社のインターンに参加させていただいている□□大学の△△と申します。
本日、体調不良により欠席させていただきました。事後の連絡となってしまい、大変申し訳ございません。
反省するとともに、今後このようなことがないよう、体調管理には十分注意いたします。
電話とともに謝罪メールも送る
インターン当日は担当者が忙しく、電話が繋がらないこともあります。そのような場合は、電話に出た社員に対し、伝言を頼んで謝罪し、切電後に担当者へメールを送りましょう。
この際、「電話をしたが繋がらなかったためメールを送った」と、電話をしたことをメールでも書いておくと誠意が伝わります。
メールでの連絡の場合
本日の無断欠席につきまして、〇時頃に電話でのお詫びのご連絡をしたのですが、ご不在とのことでしたので、メールにてご連絡させていただきました。
正直に理由を伝える
ウソや言い訳を並べても、かえって悪い印象を持たれてしまいます。
交通機関が乱れてもいないのに「電車が遅延した」、事実ではないのに「ゼミの時間と重なってしまった」など、企業側が調べればわかるようなウソを話しても、「入社後トラブルを起こして隠ぺいしてしまうのではないか」「普段から言い訳ばかりするのではないか」などと思われ、ますます信用を失ってしまいます。
無断欠席はあってはならないことですが、潔く謝罪する姿勢が大切なので、理由は正直に話すようにしましょう。
インターンを無断欠席しないためのポイント
スケジュール帳に記入する
学生のうちは、毎日スケジュール帳に予定を書き込むことが、まだ習慣化されていないかもしれません。そのため、「大切なインターンの予定なんて、忘れるはずはない」と記憶だけに留めてしまう人も多いかもしれませんが、これでは危険です。
インターンの予定は日時の他、会場となる場所や持ち物等の注意事項もあるため、必ずスケジュール帳に記入するようにしましょう。
紙の手帳に慣れていなければ、スマホのスケジュールツールを使用し、アラーム設定をするなどでもかまいません。
社会人になれば、商談やアポイントメントの予定など、スケジュール管理は必須となります。
大切な予定を忘れないよう、学生のうちから意識づけを行いましょう。
インターンの内容をきちんと確認する
インターンの日時を忘れる、もしくは勘違いしていたなどの他に、提出書類の作成が間に合わず参加を見合わせ、無断欠席する学生もいるようです。
インターンでは何を行うのか、事前準備しておくことはないのか、これを当日朝に確認しても不備があると間に合わない場合もあります。
インターンの内容や確認事項に見逃しがないかを必ず、1〜2日前に再確認することが重要です。
また、「提出書類が間に合わないから参加はやめる」のではなく、無断欠席したらその後どうなるのか、企業から、自分ばかりでなく大学までマイナス印象を持たれてしまうことになるなどを考え、慎重に行動しましょう。
欠席が確定した段階ですぐに連絡する
インターンを欠席、もしくは参加そのものを辞退する場合、連絡が遅れれば遅れるほど企業やその担当者に迷惑をかけてしまいます。
欠席は他のスケジュールと重なったり、急用など様々な理由はありますが、欠席が確定した段階で、できるだけ迅速に担当者へ電話連絡をしましょう。
その際、担当者不在の場合は電話に出た代わりの社員へ欠席の旨と謝罪の気持ちを伝え、担当者にはあらためてメール連絡も行いましょう。
まとめ
インターンの無断欠席は絶対にやめましょう。無断欠席をしてしまうと、「自社への興味がない」「採用試験に応募する意志がない」「社会人としてのルールやマナーがわからない」とマイナスの評価をされてしまい、その後、選考案内も届かなくなってしまうなどの影響が出ます。
やむを得ずインターンを欠席する場合は、欠席が確定した段階でまず担当者へ電話連絡しましょう。
このとき、担当者が不在だった場合は別の社員に伝言し、担当者へはメールで連絡、謝罪しましょう。
また、インターンの無断欠席を防ぐために、日時や会場、必要書類等を必ずスケジュール帳やスマホのスケジュールツールなどに記入するようにしましょう。
そして、事前にインターン内容や提出物の確認をしっかりしておくようにしましょう。