面接は学生と企業の相互理解できる機会の場です。
しかし例年、学生と企業が重視している項目に違いがあります。
どんな違いがあり、企業は学生の何を見ているのかをお伝えします。
学生が面接等でアピールする項目
リクルートの就職みらい研究所の就職白書2022によると、学生が面接等で企業にアピールする項目は、「アルバイト経験」が51.4%、「人柄」が36.1%、「所属クラブ・サークル」が26.0%の順になっています。
つまり多くの学生はアルバイトした経験や所属したクラブ・サークル・ゼミについて伝えたい傾向があるようです。
おそらく、学生は履歴書やエントリーシートでも同じ内容を企業にアピールしていると言えるでしょう。
では企業は何を重視して採用しているのでしょうか。
企業が採用基準で重視する項目
一方で企業が採用する際に重視する項目としては「人柄」が94.5%、「自社やその企業への熱意」が80.7%、「今後の可能性」が68.7%の順になっています。
ちなみに学生が企業側にアピールする項目上位の「アルバイト経験」は27.0%、「所属クラブ・サークル」は7.9%と、大きな差が存在しています。
つまり、企業は学生時代に何を経験したかよりも、将来企業で活躍できる人材かどうかを判断しているようです。
企業側は学生の採用意欲が高いもちろんなのですが、企業は採用後を見据えて学生と企業との相
性も重視しています。
では学生は企業にどのようなアピールすれば自分自身の魅力が伝わるのでしょうか。
企業へのアピール方法
ここで間違わないで欲しいのは、自分を語るうえでアルバイト経験やクラブ・サークル・ゼミの経験を話すのが悪いのではありません。
その経験に「プラスアルファ」を加えて、企業に話すことが重要です。
ポイント①
経験から何を学んだのか、自分はどんな能力・志向があるのかを実績だけではなく、さらに広げて話しましょう。
またその強みは、企業にどう活用できるかを考え、説明できるようにしましょう。
ポイント②
経験の再現性をアピールしましょう。
一つの経験を話すだけではなく、その能力を別の経験でも発揮できたとアピールする方が、より納得してもらいやすくなります。
ポイント③
具体的な取り組みを話しましょう。
その時にどんな課題を設定し、工夫や役割をしたかを具体的に伝えてください。
さらにどんな背景があったかを伝えることでより相手が想像しやすくなります。
そして誰かに聞いてもらい、ブラッシュアップするのも大切です。