初めてオンライン説明会に参加する就活生の中には、「対面とは異なるし、どのような点に気を付けて臨めば良いのだろう」と心配する人もいることでしょう。

ここでは、オンライン説明会におけるマナーと、オンライン説明会に参加するにあたって事前にチェックしておくべきポイントについて解説していきます。

オンライン開催とはいえ、企業説明会は初めて企業の人と接する機会となります。
失礼の無いよう、しっかりとマナー、そして事前のチェックポイントについて学んでおきましょう。

基本的には対面開催と同じ心持ちで

まず大前提として、オンライン説明会には対面開催の説明会と同じ気持ちで臨むようにしましょう。

オンラインという特殊な環境であるがゆえに、別物のように感じてしまう人もいるかもしれませんが、企業が説明会を開催する理由は同じです。

自社の魅力を就活生に伝え、優秀な学生を自社に惹きつけるために開催しているのです。
そのため、オンラインであろうと、採用担当者は就活生の一挙手一投足を注視しています。

オンラインだからといって気を抜いていると、その後の選考にマイナスの影響を与えてしまう可能性もあるのです。

開催方法に左右されず、対面開催の説明会と同じ気持ちで参加するようにしましょう。

オンライン説明会のマナー

オンライン説明会に参加するにあたってのマナーについて、3つのポイントに絞って解説していきます。

これらをしっかりと守れていないと、採用担当者に悪い印象を持たれてしまう恐れがあります。
オンラインの会議等でも活用できるマナーになりますので、今のうちに理解して、実践できるようにしておきましょう。

服装、身だしなみは対面時と同様に

まず服装や身だしなみは対面開催の説明会と同じ準備を行うようにしましょう。

「カメラに映らないから良いのでは」と、下半身は部屋着のままで参加しようとする人もいますが、何かの拍子にカメラに写ってしまう恐れがあります。

もし映らなかったとしても、部屋着のまま参加していることで知らず知らずのうちに気が緩み、聞く姿勢が崩れてしまう可能性もあります。

オンラインでの開催となっている分、採用担当者は自分たちの声がしっかりと就活生に届いているかを対面開催時以上に気にしています。

そのため、部屋着が映ってしまったり、だらけた姿勢で参加したりすると、すぐに目についてしまう恐れがあるのです。

自宅からの参加だからと油断せず、対面開催の時と同様に、しっかりと身なりを整えてから参加するようにしましょう。

30分前にはアクセスできる環境に

オンライン会議の開始30分前には、PCを準備し、アクセスできる準備を整えておくようにしましょう。

ネットワークの不調により、上手く接続できなくなってしまう可能性もゼロではありません。
PCに不具合が生じてしまう恐れもあります。

早めに接続テストを済ませておくことで、落ち着いた気持ちで説明会に臨むことができるのです。

また、万が一うまく接続できなかったとしても、早めに確認しておくことで、説明会開始前に採用担当者へ指示を仰ぐことが可能になります。

万が一の事態を想定し、早め早めに準備を行っておくことが重要だと言えるでしょう。

基本は顔出しで参加する

もし企業からカメラOFFでの参加で問題ないと事前にアナウンスがあった場合は別ですが、基本的にはカメラをONにして、顔を出して説明会に参加するようにしましょう。

ただでさえオンラインでの開催により、自分の話が相手にしっかりと伝わっているかを確認しづらい環境となっています。

そのため採用担当者は、就活生の表情を確認し、理解を得られているかを適宜確認しながら、説明会を進行したいと考えるのです。

自宅のPCに備え付けのカメラが付いていない場合には、これを機に準備しておくのが良いでしょう。
今後の選考でも使用するかもしれませんし、入社後のリモートワークでも使用する可能性があります。

カメラの性能はそこまで高いものでなくて問題ありません。
顔がしっかりと認識できるだけの性能があれば問題ないので、比較的安価で手に入れることができます。

オンライン説明会参加における事前チェックポイント

ここからは、オンライン説明会の前日までにチェックしておくべきポイント3点を紹介していきます。

カメラの位置を事前に確認する

まず、カメラを置く位置を事前に確認しておくようにしましょう。

カメラを置く位置が少し変わるだけで、顔の印象は大きく変わるものになります。
少しでも良い印象を持ってもらえるよう、事前に調整しておくことが重要なのです。

頭から胸のあたりまでがきれいに映るように、カメラの位置を調整しましょう。
またカメラと目線がちょうど水平になるようにカメラの角度を調整することも大事です。

カメラを上からのぞき込むような角度に調整している人がいますが、対面開催の説明会の場面で同じような目線で参加することをイメージしてみてください。

「上から目線」のような形で、違和感を覚えることでしょう。
まっすぐ目線を向けた先にカメラが来るように調整するようにすることが大事なのです。

ネット環境を確認する

当日PCを設置する部屋のネット環境を事前に確認しておくことも重要です。

もし日常的にネットにつながりにくいことがあるのであれば、ほかの部屋からの参加を検討した方が良いでしょう。
また当日の同時刻に、ウェブ会議等を行う家族がいるかも確認しておくようにしましょう。
一度に大量のデータ通信を行うことで、ネットワークが不安定になってしまう可能性があります。

その結果、説明会の途中で画面が固まる等、トラブルが生じてしまう恐れがあるのです。

そのようなことの無いよう、どの部屋からアクセスするのが良いのか、当日データ通信量が過大になってしまうことがないか、事前に確認しておきましょう。

背景は説明会の場に相応しいものを

Zoomなどのオンラインミーティングのアプリでは、自身の背景をぼかしたり、バーチャル背景を入れたり、カメラを通して自分の部屋の中を見られないようにする機能があります。

部屋を見られたくないという方はこの機能を使用しても問題ありませんが、説明会の場に相応しくないようなバーチャル背景を使うのは避けた方が良いでしょう。

カジュアルな印象が強すぎるものを使うと、ビジネスマナーを疑われてしまう恐れがあるのです。

線引きが難しいようであれば、バーチャル背景は使わずに、背景をぼかすにとどめておくのが無難です。
あくまでも就職活動の場だということを自覚し、それに合った背景を設定するようにしましょう。

まとめ

ここまでオンライン説明会に参加するにあたってのマナーや注意点について解説してきました。

「ただでさえエントリーシートの準備や自己分析などで忙しいのに、こんなことにまで気を使わなければならないのか」と思う就活生もいることでしょう。

たしかにオンラインで参加するにあたっては、対面での参加以上に気を付けなければならない点が多くあります。
しかしこれらは社会人になっても必要とされるマナーです。

コロナ渦となり、多くの企業でテレワークが導入され、オンラインでの会議も日常的に取り入れられるようになりました。

ここで学んだマナーは入社後も必ず必要となるものなのです。
社会人になると日々覚えることばかりで、オンライン会議のマナーを学ぶ余裕がないかもしれません。

ぜひ就活生のうちに身につけて、ここで学んだことを当たり前のように実践できるようにしておきましょう。

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