オンライン説明会に参加する際、「対面ではないし、服装はどうすれば良いのだろう」と不安に思う就活生もいることでしょう。

企業から服装について案内されることもありますが、中には服装について全く触れられずに説明会当日を迎えることもあります。

オンライン説明会における服装のマナーを事前に把握しておくことが大切になるのです。

ここでは、企業から服装について案内がなかった場合、そして企業から私服参加OKと案内があった場合、それぞれにおけるポイントについて解説していきます。

当日の服装選びもオンライン説明会参加に向けて行っておくべき準備事項になります。
しっかりとマナーを理解し、好感を持たれる服装を心得ておきましょう。

服装に関する案内がなかった場合

まずは服装について特段言及されなかった場合のマナーについて解説していきます。

何も指定が無かったからと言って、何を着て参加しても良いわけではありません。
ビジネスマナーを遵守し、社会人としてふさわしい服装を選ぶようにしましょう。

基本的にはスーツ参加

企業から当日の服装について特に案内がなかった場合は、スーツで参加するのが無難です。
説明会はあくまでも企業が就活生に対して、自社の特徴、魅力をアピールするために行うものであり、選考ではありません。

当日の服装によって直接的に選考に不利益が生じる可能性は低いでしょう。
しかし採用担当者も同じ人間であり、心象が悪くなれば、選考にも影響が出てしまう恐れはあるのです。

これはオンラインであろうと対面開催であろうと同じです。

多くの就活生がスーツで参加する中、一人だけ私服で参加してしまうと、悪目立ちしてしまう恐れもありますので、オンライン説明会においても、対面開催と同じようにスーツでの参加が基本だと考えるようにしましょう。

汚れ、皺に注意を

オンライン説明会に参加する際には、スーツに汚れ、しわが無いか事前によく確認しておきましょう。

説明会の最中にカメラをオンにするのか、オフのままでも問題ないのかは企業からの案内に従うことになりますが、もしカメラオンでの参加が原則の場合、スーツに汚れ、しわがあると非常に目立ってしまいます。

対面開催の場合、目に余るほどの汚れ、しわは識別できますが、多少のしわ程度であれば、気づかれずに説明会が終了となる可能性は高いです。

しかしオンライン説明会の場合、カメラに自身の姿を大きく映すため、多少の汚れ、しわであっても、はっきりと識別できてしまうのです。

スーツに汚れ、しわがあるとだらしない印象を与えてしまいます。
そのようなことの無いよう、事前にスーツの手入れを行っておきましょう。

私服でOKと案内があった場合

では、「服装自由」「私服OK」と案内があった場合はどうすれば良いのでしょうか。

服装自由といっても、わきまえるべきビジネスマナーがあります。
以下のポイントをしっかりと押さえ、思わぬ点でマイナスの評価を受けてしまわないようにしましょう。

日常生活における私服とは切り分ける

まず、就職活動における私服は、日常生活における私服とは切り分けて考えるようにしましょう。

普段の私服は自分の趣味、趣向に沿って、選んでいると思います。
原色の服が好きな人もいれば、装飾品を多く着けるファッションを好む人もいることでしょう。

しかしこのような服装はビジネスの場においては相応しくありません。

就職活動はビジネスマナーを試される機会であり、私服参加OKと言われた場合には、あくまでもビジネスの場に相応しい私服を着ていく必要があるのです。

オフィスカジュアルを準備する

ビジネスの場に相応しい私服として、オフィスカジュアルを準備しておくのが好ましいでしょう。

男性の場合は、シャツとパンツを基本に、ジャケットを羽織るのが一般的です。
服装の色は白や黒などのベーシックカラーでまとめ、落ち着いた印象を与えるようにしましょう。

女性の場合も基本的には男性と同じで、ベーシックカラーのシャツ、パンツ、ジャケットが基本になります。

女性の場合はパンツではなくスカートもOKですが、丈が短すぎるとカジュアルすぎる印象を与えてしまうので、丈は膝下ぐらいが良いでしょう。

なお、私服参加を求められた場合は上述の通り、ビジネスカジュアルで参加するべきですが、私服でもOKというニュアンスであるならば、もちろんスーツで参加してしまうのも問題はありません。

ビジネスカジュアルの準備が間に合わないようであれば、ひとまずスーツで参加してしまうのも一つの方法になります。

身だしなみにも注意を

オンライン説明会では、カメラに自身の顔、上半身をはっきりと表示することになるので、対面開催時以上に身だしなみに注意を払う必要があります。

髪のセット、メイクにはいつも以上に気を配り、清潔感のある身だしなみを心がけましょう
。男性の場合は髭の剃り残しにも注意が必要です。

カメラを通してみると、多少の剃り残しもくっきりと映ってしまうことがあります。
妥協せず、剃り残しが一切無いよう、時間をかけて準備するようにしましょう。

カメラ映りを良くするためのポイント

最後に、オンライン説明会におけるカメラ映りを良くするためのポイントを2つ紹介していきます。

せっかく服装に注意を払い、準備を整えたとしても、カメラ映りが良くないと、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。

カメラ映りはちょっとした工夫を施すだけで、大きく変わるものになりますので、これを機にしっかりと学び、ぜひ実践してみてください。

部屋の照明を確認する

オンライン説明会に参加する前に、部屋の照明を確認するようにしましょう。

照明の当たりが悪いと、顔が暗くなってしまい、良い印象を持たれづらくなってしまいます。部屋の照明の位置を確認し、顔が明るく映る場所にPCを置き、その上で参加することが重要になるのです。

もし部屋の照明の位置がいまいちで、どうしても顔の映りが暗くなってしまう場合には、スタンドライトなどを準備するのも一つの方法です。

家にあればそれを使えば良いですが、スタンドライトは100円ショップでも入手可能です。

手ごろな値段で準備可能な代物なので、もし顔の映りが暗くなってしまうのであれば、購入も検討するようにしましょう。

PCで参加する

スマホでもオンライン説明会に参加することは可能ですが、極力PCで参加するようにしましょう。

スマホで参加することがNGというわけではありませんが、スマホで参加する場合、画面を操作する都度、カメラの位置がぶれてしまいます。

オンライン説明会では資料が画面共有されることも多いですが、企業はPCでの参加を前提に資料を作成しています。

そのため資料によっては、スマホで見るには文字が小さい箇所もあるかもしれません。

カメラ映りを意識し、カメラの角度や部屋の照明等を事前に調整していたとしても、資料を確認するために、都度画面に近づき、また画面を操作すると、もともと準備していた理想的なカメラ位置からずれてしまう恐れがあるのです。

一度調整したカメラ位置、角度等を再調整しなくて済むよう、できる限りPCで参加するようにしましょう。

まとめ

オンライン説明会における服装選びと、その服装を最大限生かすカメラ映りに関するポイントについて、ここまで解説してきました。

オンライン説明会のためだけにこれらの準備を進めると思うと、少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、ここで学んだ内容は社会人になってもWeb会議等で生かすことができます。

またビジネスカジュアルは社会人として働く中で必要になる機会の多い服装です。
これを機に準備を整えておくのが好ましいでしょう。

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