インターンが募集される際、多くの企業では志望動機を求めます。

「インターンの志望動機はどのようなことを書けばよいのだろうか?」

「インターンの志望動機を書く際に注意すべきことはどのようなことなのだろうか?」

そんな不安や疑問をお持ちの方々も多いことでしょう。

志望動機は、インターン参加の熱意ややる気を伝えられるチャンスであるため、しっかりと書いて提出したいものです。

そこで当記事では、一般的に多くの企業で求められる400字の志望動機についてまとめる方法について、例文を交えながらわかりやすく解説します。

なぜ、企業は就活生にインターン参加の志望動機を聞くのか?

入社志望度を確認するため

企業はインターン後、選考を繰り返しながら、最終的には自社への入社意欲の高い就活生を採用したいと考えています。

そのため、インターンの志望動機の内容が不明確で曖昧であり、志望度が低そうな印象を持つ場合は、インターン参加の選考に落ちてしまう可能性が高まります。

自社が求める人物像と合致するか確認するため

入社志望度が高かったとしても、その就活生が自社が求める人物像からかけ離れた価値観や性格だった場合、採用しても入社後すぐにミスマッチを引き起こしてしまうかもしれません。

これでは、採用のために多くの時間やコストを費やしたことが無駄になってしまうため、企業はインターン応募時に志望動機を求め、自社が求める人物像に合致するかを確認しています。

何のためにインターンに参加しようとしているのか確認するため

インターンに対し、その就活生がどのような目的を持って参加しようとしているのか、志望動機から確認しています。

特に目的意識がなく、他の就活生が参加しているから自分も参加しているなど、強い動機がないと、インターン参加の選考に落ちてしまう可能性が高まります。

インターンの志望動機を作成するための準備

インターンの志望動機はいきなり書けるものではありません。

文章だけをダラダラと書いても、目的意識が薄く志望理由も弱いため、説得力がありません。

では、どのような準備を行なって志望動機を作成したらよいのでしょうか?

自己分析

まずは自己分析を行いましょう。

自分の強みや価値観、性格、特徴をきちんと理解していないと、自分に合う業界や企業、そしてインターン内容がわからず、参加できたとしても得るものが少なくなってしまうからです。

自己分析は学生時代はもちろん、幼少期から振り返り、どんな体験をしたのか振り返ります。

そして、その体験はどのような背景・理由によって行ったのか、また、体験から得た学びや気づきも思い出しながら、自分を客観視したり俯瞰して分析します。

業界・企業研究

次に必要な準備が業界・企業研究となります。

企業ホームページや採用ページ、就活サイト、会社四季報などから研究しますが、可能であれば、インターン前にOB・OG訪問を行なっておくと、社風やその会社が求めていることが把握しやすくなるためおすすめです。

そして、前述の自己分析から把握した自分の強みや価値観、性格、特徴に企業が求める人物像と絡ませながら、インターンの志望動機を作成しましょう。

インターンの志望動機を作成するための基本的な流れ

まず最初に要点を簡潔に述べる

まず最初に要点を簡潔に述べましょう。

結論がどこにあるのかわからず、ただダラダラと文章を書いてしまうと、読み手がストレスを感じてしまい、マイナス印象となってしまいます。

インターン参加の志望動機の場合は、「私が貴社のインターンシップに参加したいと思った理由は〇〇だからです」というような文章になります。

具体的なエピソードを盛り込む

次に、前述の簡潔な志望理由に対し、それをさらに裏付ける具体的なエピソードを書きます。

具体的なエピソードがあると、採用担当者もイメージしやすく印象にも残るため、説得力が増します。

将来像を書く

最後にインターンを通して、自分がどのような姿でありたいか、どのようなことを実現させたいかなどを書きます。

結びとなる将来像も具体的であればあるほど採用担当者はイメージしやすく、高評価につながります。

インターンの志望動機を400字にまとめる方法

400字というのは一般的な原稿用紙1枚分です。

そのため、漠然とただダラダラと書いていると、文字は400字で埋まっても、何の説得力もないまま完成してしまいます。

インターンの志望動機を400字にまとめる際は、起承転結を意識して作成しましょう。

志望動機をわかりやすく簡潔にまとめる

前述のようにまず結論として、志望動機をわかりやすく簡潔にまとめます。

企業はその就活生の参加理由やどのような目的意識を持っているのかを確認しています。

文字は50字前後を目安としてまとめてみましょう。

志望に至る具体的な体験談を書く

志望動機を抱くようになった理由や具体的なエピソードを書きます。

採用担当者が頭の中でイメージしやすければしやすいほど印象にも残るため、高評価につながります。

文字は100字~150字を目安としてまとめてみましょう。

エピソードを通して得た学びや自分の考え

次に、志望動機を抱くようになった理由やエピソードを通じて、自分はどのようなことを学んだのか、どのような考えになったのかを書きます。

文字は100~150字を目安としてまとめてみましょう。

どのような仕事を行ないたいのかを書く

インターンの志望動機から、どのような仕事をしたいと考えているのかを書きましょう。

ここでも、仕事内容が具体的であればあるほど採用担当者もイメージしやすく、印象にも残りやすくなります。

文字は50字を目安としてまとめてみましょう。

インターンで身につけたいことを書いて結ぶ

最後にインターンを通して身につけたいことを書いて結びます。

また、インターン参加をどのような目的で取り組んでいくのかまで伝えると、より説得力が増すでしょう。

文字は50字~100字を目安としてまとめてみましょう。

インターンの志望動機

例文①

私が貴社のインターンシップを志望する理由は、食を通じて生活を豊かにする仕事に興味があるからです。

私は貴社の商品を幼少期から戴いており、「食品は日常生活に満足感や心の豊かさを与える

もの」だと感じるようになりました。

特に生活を豊かにするという点で、「健康」をテーマに力を注がれている貴社の〇〇事業に魅力を感じております。

食品業界の中でも貴社は、生活者のためにできるだけ価格を抑え、高品質な商品の提供を通じ、お客様の生活を豊かにしています。

この価値提供は、貴社オリジナルの技術や企画力に基づく特徴だと考え、インターンシップに参加して実務を学びたいとの気持ちが強くなりました。

今回のインターンシップを通じ、価格以上の価値を提供している貴社のアイデアを学びたいと考えております。

インターンシップでは積極的に取り組み、より深く貴社の強みを学んでいきます。

例文②

私は全国でただ一社だけ貴社が生産している〇〇という商品をより多くのお客様に提供したいと思い、インターンシップを志望しました。

高校時代、骨折によるケガでサッカーの大会に出るのを諦めていましたが、この商品は私に苦しい局面でも諦めない心と一歩前進する勇気を与えてくれました。

残念ながら全試合出場は叶いませんでしたが、長年の目標であった全国大会出場は達成でき、高校始まって以来の快挙だったためまったく悔いはありません。

現在、怪我で苦しんでいる方は世界中に数えられないほどたくさんいます。

私は怪我で苦しんでいる方と同じ視点で寄り添い、私が感じたように、この商品を通して諦めない心や一歩前進する勇気を与えたいです。

インターンシップでは、まず〇〇という商品への理解度を深め、一人でも多くのお客様にこの商品をお届けできるような営業活動を行なっていきたいと考えております。

まとめ

企業が就活生にインターン参加の志望動機を求めるのは、「入社志望度を確認するため」「自社が求める人物像と合致するか確認するため」「何のためにインターンに参加しようとしているのか確認するため」です。

インターンの志望動機を400字にまとめるためにはまず、志望動機をわかりやすく簡潔にまとめましょう。

次に志望に至る具体的な体験談を書き、エピソードを通して得た学びや自分の考えを書きます。

そして、どのような仕事を行ないたいのかを書き、インターンで身につけたいことを書いて結びます。

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