面接がうまくいかないとき不安や焦りが募るかと思います。
「緊張してしまい何を話したらいいかわからない」「面接がうまくいかないが何が悪いのかわからない」という悩みを解決していきましょう。
先輩たちの就活状況はどうなっていたか?
就活がうまくいかないと感じているのは自分だけなのか。
就活の合否など細かな情報については友人間でも話しづらいと感じる人も多く、
周囲の就活がうまくいっている・うまくいっていないという判断をするのは難しいかもしれません。
しかし、全体としてのデータを見てみると
・学生の6割程度は第一志望の企業から内定がもらえない
・内定をもらえる企業の平均は2.45社
となっており、「自分だけが就活がうまくいかないと感じているわけではないのかもしれない」と思う必要はありません。
また、マイナビの2023年卒学生就活モニター調査8月の活動状況によると、2023年卒の8月時点でのエントリーシート平均提出社数は15.0社です。
これらのデータから、2023年卒の学生は15社程度の選考を受けて2社程度の内定を得ることが平均的といえます。
またリクルートの就職プロセス調査 (2023年卒)2023年3月度(卒業時点)内定状況によると、2023年卒の学生の卒業時点の内定状況は96.8%であり、ほとんどの学生は内定を獲得できるため安心できるかと思います。
就活がうまくいかないあなたへの処方箋|今すぐできる対策を徹底解説
面接の心構えと最低限のマナー
1.目的や目標が定まっていない
何のために就活をしているのか、何を目指して就活をしているのかがわかっていない人は就活がうまくいかない傾向にあります。
目的や目標が定まっていないと、就活という「作業」をただこなすという状況に陥りやすいからです。
また目標がないからこそ準備や対策などに力を入れることができない、うまくいかないと感じたらすぐに諦めてしまって望ましい結果を得られない人もいます。
2.最低限のマナーや身だしなみを守れていない
多くの学生は社会人経験がないため、社会の一般常識が身に付いていない人も少なくありません。自分が当たり前だと思っていることは、社会の非常識かもしれないということです。
就活における最低限のマナーや身だしなみが守れていないと、企業はあなたの内面やスキルを見る前に不合格としてしまうことがあるため、就活がうまくいかないと感じることとなるでしょう。
3.選考で嘘をついてしまっている
企業に少しでも自分を高く評価してほしいからといって選考で嘘をついてしまうと、その場で企業から嘘と見破られてしまう、見破られなかったとしても後々の選考で自分の嘘をカバーしきれずに苦しい思いをして就活がうまくいかなくなってしまいます。
服装は〇〇でお越しくださいのQ&A
面接において服装が大切であることはなんとなく理解していても、企業が就活生の服装でなにを評価しているのかわからないといった人は多くいます。
しかし、企業が服装から評価をしているポイントを理解しておけば、闇雲に準備をすすめるよりもポイントを絞って効率的に準備を進められます。
私生活では好きな服を着ても何も問題はありませんが、ビジネスの場においては、
だらしない服装をしていることや、場に適さない服装をしていることはマナー違反と捉えられてしまう可能性が高いです。
「場に合った服装をすることができる」ということは、社会人として身に付けておくべき基本的なマナーです。そういった基本的な部分が身に付いているかどうかを確認するという観点で、就活生の服装を評価しているといえます。
面接という同じくフォーマルな場でマナーを守った行動ができるかを確認することで、
入社後に「自社の一員として問題なく社外の人とかかわれそうか」という点をチェックしているといえます。
「スーツでお越しください」の場合
「スーツでお越しください」という指定をされた場合は、指示通りスーツで面接に向かいましょう。企業側がスーツを指定しているにもかかわらず、オフィスカジュアルや私服で面接に臨んでしまえば、「指示をきちんと理解できていない」とマイナスの評価につながりかねません。
「私服可」の場合
「私服可」と企業から指定されている場合は、前提として私服とスーツどちらでも問題はありません。ただ、私服の場合は服装選びが難しい、他の就活生がスーツだと浮いてしまうこともあるため、心配な場合はスーツを選んでおくと安心です。
私服を選択したい場合はオフィスカジュアルな服装を意識しましょう。
「服装自由」の場合
企業の服装指定が「服装自由」の場合は、基本的にはどんな服装であろうと自由ですが、
最低限のマナーとして、場の雰囲気に合わせた服装を意識する必要があります。私服を選ぶ場合は、オフィスカジュアルな服装でまとめておきましょう。
引用:面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
面接で失敗しない話し方、話す内容
社会人になると、上司に報告をし、会議で意見を求められます。
営業として客先で打ち合わせをすることもあるでしょう。
いずれのケースも、主役は上司やお客様であり、自分ではありません。
あなたは「相手が求めること・知りたいこと」に対して、簡潔に説得力を持って答えなくてはいけません。
面接においても、仕事においても、「相手ファースト」で話すことが重要です。
出典:就活塾 キャリアアカデミー『「納得の内定」をめざす 就職活動1冊目の教科書』
具体的には、面接官に好印象を与える話し方には、まずは結論から話す、ゆっくりした話し方を意識する、話し方に抑揚をつける、語尾までしっかり聞こえる話し方をする
この4つのコツがあります。
1.面接ではまずは結論から話す
面接では時間が限られているので、普段より簡潔にわかりやすく話を伝えることが重要です。面接官に言いたいことが伝わらず、長々と話を進めるだけになってしまいがちです。
面接では結論から話し始めることで、どんな内容を話すのかが伝わりやすくなります。
2.ゆっくり話すことを意識する
いざ面接となると、緊張してしまい早口になるため、ゆっくり話す意識が重要です。
早口で喋ることで、面接官が聞き取りづらくなってしまったり、落ち着きのない印象を与えたりしてしまうからです。
自分が思っている以上にゆっくり話すことを意識し、話をする前に一度内容を整理した上で、話す練習をしましょう。
3.話し方に抑揚をつける
抑揚がないと棒読みで話している印象を面接官に与えてしまい、言葉に感情がないと捉えられてしまいます。
感情が見えなければどんなに企業に対して熱意があっても、面接官に入社に対する意欲が伝わりづらくなります。
4.語尾までしっかり聞こえる話し方をする
語尾の「です」「ます」まで、はっきりと発音しないと、自信がないような印象を与えてしまいます。
どんなに良い内容の話をしても、自信がない印象を面接官に持たれてしまい、好印象を与えることはできません。
志望動機の話し方例
結論「私は御社の技術職を志望しています」
理由「なぜなら、極限環境下で活躍するロボットを開発する御社の高い技術力、そして「人と共存するロボットの開発」という御社の掲げる方向性に強く共感したからです。」
事実「幼少時代に参加したロボット教室での経験を通じ、「強いロボット」を作ることに興味を持ちました。以来、大学においても「社会貢献×強いロボット」をキーワードにロボットの研究を行ってきました。
御社の技術は、人間が立ち入ることのできない極限環境下で作業をするロボットに応用され、世界の至る所で活躍していると聞いています。
先日、御社で技術職としての活躍されている方のお話をお伺いし、その高い技術力だけでなく「●●」という点が、まさに私が目指すエンジニアの姿と合致し非常に感動いたしました。
御社に入社した際は、更なるロボットの可能性を生み出すべく、貪欲に学び、貢献出来るように仕事と向き合っていきたいと考えています。」
まとめ
ほとんどの学生にとって就活は初めての経験です。
うまくいかないと感じるのも当たり前です。
面接がうまくいかないと感じてもあなた自身が否定されているわけではありません。
面接がうまくいかないときでも原因をしっかりと分析し、内定を獲得しましょう。